基調講演・特別講演

基調講演

6月20日(金) 10:00〜10:45

人とAIが共創する未来へ:NICTの戦略とビジョン 
〜第5期中長期計画の成果と次期に向けて〜

国立研究開発法人情報通信研究機構 理事長
徳田 英幸

本講演では、人とAIが共創する未来社会にむけて、NICTが取り組んできた第5期中長期計画における戦略4領域の研究開発成果を報告すると共に、次期中長期にむけてのNICTの戦略とビジョンについて議論します。

特別講演

6月20日(金) 10:45〜11:45

生成AIの社会的影響について 
安全とイノベーションの両立

SOMPOホールディングス株式会社
 執行役員常務 グループ Chief Data Officer
損害保険ジャパン株式会社
 執行役員 Chief Data Officer
AIセーフティ・インスティテュート
 所長
村上 明子 氏

生成AIが広く社会に浸透するなか、安全性の確保が持続可能なイノベーションの基盤となっています。本講演では、AISIが取り組む安全評価基準やガバナンス構築など具体的な活動を紹介するとともに、適切なAI安全性対策がいかに企業や研究者の創造力を支え、信頼ある社会実装を加速させるかを議論します。

プレゼンテーションタイム

NICTの研究者によるプレゼンテーションと
質疑応答を実施します。

6月20日(金) 13:00〜13:30

電磁波先進技術

宇宙天気予報~極大期を迎えた太陽活動と社会インフラへの影響~

電磁波研究所
電磁波伝搬研究センター
宇宙環境研究室
副室長 久保 勇樹

太陽活動が極大期を迎えた今、太陽フレアをはじめとする、様々な太陽活動による社会インフラへの影響が注目されています。本講演では、実際に起こった社会インフラへの影響の事例を紹介しながら、宇宙天気予報とは何かについてお話しします。

6月20日(金) 13:30〜14:00

革新的ネットワーク

サイバネティック・アバターと高信頼通信技術の融合による
新たなコミュニケーションの創出

ネットワーク研究所
ワイヤレスネットワーク研究センター
ワイヤレスシステム研究室
主任研究員 村上 誉

NICTが参画しているムーンショットプロジェクト 目標1では、サイバネティック・アバターを自らの代わりとして遠隔操作することで、特定の場所に物理的に存在しなくても、希望する誰もが社会活動に参加することを可能にすることを目指しています。本講演ではこの概要を紹介し、NICTが開発している通信高信頼化技術について解説します。

6月20日(金) 14:00〜14:30

サイバーセキュリティ

サイバーセキュリティ研究の最前線2025

サイバーセキュリティ研究所
研究所長 井上 大介

本講演では、サイバー攻撃対策技術や暗号技術の研究開発、セキュリティ人材育成、日本の脆弱なIoT機器の調査、産官学連携拠点形成など、サイバーセキュリティ研究所の最新の取り組みについてご紹介します。

6月20日(金) 14:30〜15:00

ユニバーサルコミュニケーション

NICTにおける日本語特化型大規模言語モデルの研究開発

ユニバーサルコミュニケーション研究所
データ駆動知能システム研究センター
研究センター長 大竹 清敬

本講演では、データ駆動知能システム研究センターにて取り組んでいる日本語特化型の大規模言語モデル(LLM)の研究開発について紹介します。また、LLMに関するリスクについても触れ、それらに対応するための取り組みも紹介します。

6月20日(金) 15:00〜15:30

フロンティアサイエンス

超伝導回路を用いた量子情報処理

未来ICT研究所
小金井フロンティア研究センター
量子ICT研究室
主任研究員 金 鮮美

次世代の情報社会に求められる膨大な計算処理に向け、超伝導量子ビットの研究が著しく進化しています。本講演では、NICTにおける窒化物超伝導回路を活用した量子情報処理研究の現状と今後の展望を紹介します。

6月20日(金) 15:30〜16:00

Beyond5G

Beyond 5Gによる産業間オーケストレーション

Beyond 5G研究開発推進ユニット
Beyond5Gデザインイニシアティブ
イノベーションプロデューサー 新川 雅之

次世代情報通信基盤Beyond 5Gでは、サイバー空間とフィジカル空間の融合を実現すると同時に、現在産業や事業者毎にある様々なシステムが連携することで、新たな価値を持つサービスの創造等が可能になります。

6月20日(金) 16:00〜16:30

量子情報通信

量子暗号・量子セキュアクラウドの紹介

量子ICT協創センター
研究センター長 藤原 幹生

本講演では、量子鍵配送ネットワークを用いた情報理論的安全な鍵配送技術に基づく、将来新しい計算技術が出現しても盗聴の脅威の無い通信技術およびデータ保管技術を紹介します。また、それら技術の様々な場面での適用例も紹介します。