K5/VSIシステムとは

K5/VSIシステムはNICTで開発されたVSI-H対応のVLBI観測データ記録システムです。汎用のPCを使用することにより従来までの専用機にくらべ安価で、かつ多彩な機能をユーザーに提供します。K5/VSIシステムはNICTで開発されたソフトウェア相関器と組み合わせることでVLBI相関器としての機能を持たせることが可能です。

現在推奨されるK5/VSI用のPCの構成 (2010年05月21日更新)

VSI Capture BoardDIM2000-DIM (Digital-Link Corp.)
CPU Intel Xeon X5355 x 2
Mother BoardSuper Micro X7DBE
Raid Card Areca ARC-1680D-IX-16
Hard Disk SATA 1TB x 16
Memory FB-DIMM 667MHz 2GB x 2
Case T-Win RMC3E2-PI-XPSS
OS CentOS 5.2 for x86-64

最新のRAIDカードに変更したときの2Gbps記録について

上記推奨システムのRAIDカード(RR2340)では2TBのディスクをもちいて2Gbps記録ができなかった。 そこで推奨システムに最新のRAIDカードを装備することで、2Gbps記録ができるようになった。 またRAID6※での記録も可能になったため、RAID0よりも安全にデータを扱うことが可能である。

※RAID6はディスクが二つ故障してもRAIDシステムを保持することができるモード。

ADSx000との組み合わせで記録可能なサンプリングモード

 
サンプラ サンプリングモード主な使用例や目的
ADS1000 0512Msps/2bit/01CHデジタル分光系@鹿児島大学
1024Msps/1bit/01CH初期のGiga Bit VLBI実験
1024Msps/2bit/01CHVERA観測
ADS2000 0032Msps/2bit/16CH測地観測
0064Msps/1bit/16CH測地観測
0064Msps/2bit/16CH測地観測
0032Msps/2bit/16CH測地観測
0016Msps/2bit/16CH測地観測
ADS3000+ 0128Msps/8bit/01CH多ビット実験
0512Msps/2bit/01CHADS1000互換モード
1024Msps/2bit/01CHADS1000互換モード
2048Msps/1bit/01CH高速サンプリングモード

履歴


Last modified: Wed Oct 28 14:21:21 JST 2009