cout2ksp

機能

K5ソフト相関器(cor,cor_new,fx_cor,fx_cor_new)出力であるcout形式ファイル(複数)を1つのKSP形式相関データファイルに変換する。

書式

cout2ksp coutfile1 [coutfile2 .... [coutfileN]] [オプション]

 ここで

coutfile1 合成するcout形式相関データファイル名。最大16ファイル記述できる。
オプション
-KSP kspdir K5ソフト相関器出力を変換したKSP相関データファイルを出力するディレクトリの指定
-ON[AME] krossname
変換後のKSP型相関データファイル名を強制的に指定する。krossname}がディレクトリ名を 含む場合は'-KSP'オプションで指定される出力用のディレクトリは無視される。'-ONAME'オプションを使用しない場合は通し番号がつけられる。
-DIR1 k5dir1 K5ソフト相関器出力ファイルをサーチするディレクトリ(通常aグループ)
-DIR2 k5dir2 K5ソフト相関器出力ファイルをサーチするディレクトリ(通常bグループ)
-DIR3 k5dir3 K5ソフト相関器出力ファイルをサーチするディレクトリ(通常cグループ)
-DIR4 k5dir4 K5ソフト相関器出力ファイルをサーチするディレクトリ(通常dグループ)
-HEAD c K5ソフト相関器出力ファイルをKSP相関データ形式に変換した際の先頭の1文字の指定 (デフォルトは"C"または"E":KSP本来のファイルは"K"であるが区別するためにデフォルトを"C"(通常モード) または"E"(オプション"-EXT"指定時)としている)
-REFCOUT number
アプリオリ値およびクロックパラメータの参照に使用するcoutファイル番号を指定する。ここで番号は cout2ksp実行時のランパラメータのcoutfile1 [coutfile2 .... [coutfileN]]の並び番号(1から始まる)。
-LAGO[FFSET] lagoffset
ラグ単位で切り出しオフセットを与える。
-SECL[AGOFFSET] lagoffset_in_sec
秒単位で切り出しオフセットを与える。この場合lagoffset_in_sec/サンプリング周期 でラグ単位の整数値に変換された値が使用される。
-EXT K5ソフト相関器出力ファイルをKSP拡張相関データ形式に変換。変換後の相関データの最初の1文字目は"E"となる。 ただしオプション"-HEAD"で指定した場合はその文字。
-PRTO[NLY] 複数のcoutファイルを合成して1つのKSP形式相関ファイルとする際にPRTの相違は無視する(主に特殊ケースに 対応する場合)。

実行例

/cout以下の6つのcout形式相関データ(cout06G.txt cout07G.txt cout08G.txt cout09G.txt cout10G.txt cout13G.txt)を拡張KSP形式の 相関データファイルに変換する。変換後のデータは/kspディレクトリにE00000というファイル名で出力する。

cout2ksp /cout/cout06G.txt cout07G.txt cout08G.txt cout09G.txt cout10G.txt cout13G.txt -EXT -ONAME /ksp/E00000


更新日 2018年7月10日