komb_check

機能

KOMB広帯域バンド幅合成処理時にスペクトル出力指定('-T6[OUT]'や'-SPE[OUT]'や'-DOUT'オプション)で スペクトル出力を行なった場合、そのデータをグラフ表示する。またデバグデータ出力指定('-DOU'オプション)で 出力したデータのグラフ表示も行う。グラフは画面に表示されるとともに ポストスクリプトファイル("komb_check.eps")にも出力される。'-DOUT'オプションの詳細についてはKOMBマニュアルを参照されたし。
Ver.2018-07-12からはkomb_cal_makeで作成したWBWS用較正ファイルの中身も グラフ化できる。

書式

komb_check speout_file

 ここで

speout_file '-SPE[OUT]'オプションを指定した際に出力される スペクトルテキストデータファイル名(例:speE00018.W1234.txtなど)

または

komb_check kombout_file [-spe] [-cal]

 ここで

kombout_file '-T6OUT'オプションを指定した際に出力されるKOMB出力データファイル名(例:B00018など)
-spe スペクトルデータのみのグラフ化
-cal 広帯域バンド幅合成に使用した位相・遅延校正データのみのグラフ化

または'-DOUT'オプション使用時は

komb_check mode [d_range [f_range]] [-f file_name] [-ps psfile]

 ここで

mode グラフ表示するデータの選択
1 :クロススペクトル(サーチ後)のプロット(入力ファイルは"debug_spectrum2.txt")
2 : クロススペクトル(サーチ前)のプロット(入力ファイルは"debug_spectrum1.txt")
3 : サーチ関数のグラフ表示(入力データはバイナリデータファイル"debug_search.dat")
4 : サーチ関数のグラフ表示(入力データはテキストデータファイル"debug_search.txt")
d_range サーチ関数表示モードを選択した時の遅延残差方向の表示幅(sec)(ピークを中心に拡大表示したいときに 指定)
f_range サーチ関数表示モードを選択した時のフリンジレート残差方向の表示幅(Hz)(ピークを中心に拡大表示したいときに 指定)
-f file_name データファイル名をデフォルト以外に指定する。データファイルの中身はグラフ表示するモードと一致していること。
-ps psfile ポストスクリプト出力ファイル名をデフォルト("komb_check.eps")以外に指定する。

Ver.2018-07-12以降は以下の形式もサポート

komb_check wbws_cal_file [-d12 d1 d2]

 ここで

wbws_cal_file komb_cal_make で作成したWBWS用較正ファイル名(例:"WBWS\_CAL.txt"など)
-d12 d1 d2 バンド毎の遅延データのプロット遅延範囲をd1からd2(sec)に設定する

実行例

実行例その1 komb_check speE00018.W1234.txt

'-SPE[OUT]'オプションで出力したspeE00018.W1234.txtファイル(バンド\#1,2,3,4を広帯域バンド幅合成した スペクトルテキストデータファイル)のグラフ出力を行なう。


図1: komb_check スペクトルテキストデータのグラフィック出力(PGPLOT)例。

実行例その2

komb_check B00018 '-T6[OUT]'オプションで出力したKOMBファイルB00018中のスペクトルデータおよび位相・遅延校正データのグラフ出力を行なう。


図2: komb_check KOMB出力ファイル中のスペクトルデータ(上図)および校正データ(下図)のグラフィック出力(PGPLOT)例。

実行例その3

komb_check WBWS_CAL komb_cal_makeで作成したWBWS用較正ファイルのデータをグラフ出力する


図3: komb_cal_makeで作成したWBWS用較正ファイルデータのグラフィック出力(PGPLOT)例。


更新日 2018年7月12日