1999年7月28日のVLBI標準インターフェース(VSI)打ち合わせの様子
日時:1999年7月28日(水)14:30−17:15
場所:鹿島宇宙通信センター 小会議室
参加者(敬称略):
通総研 − 近藤、小山、中島、関戸、鈴山 (鹿島)
木内、瀬端 (小金井)
国立天文台 − 川口
議事:
まず、近藤が7月19日に英国バーミンガムで開かれた国際VLBI事業(IVS)
評議会の様子を報告した。
その後、IVS評議会に
引き続いて行われたVLBI標準インターフェースの打ち合わせの
様子を報告しつつ、日本に持ち帰り検討事項について議論を行った。
その結果、以下のAction Itemsを確認した。
Action Items
- (1) Data Validity 信号の扱いについて:日本案はコネクターに1つのData validity信号であるがWhitneyはbit毎にData Validityを設ける方が良いとの主張。これに関して必要性(メリット)の問い合わせを行う<--近藤
- この件に関しては、バーミンガム打ち合わせ時の近藤の理解不足もあり、帰国後すぐに
問い合わせていたが、国内打ち合わせ後にその返事が届いていた。それによると、
bit毎のData Validityはオプション規定とし、別コネクターとするという方針であった。
これは、国内打ち合わせの結論とも一致する。
- (2) Time Codeに関して:日本案の主張するところ(有用性)を詳述しWhitney宛に送る。<--近藤。原案の作成は川口さんが行う。ハードタイムコードがVSI規定として認められないときは
オプション規定を狙う。
- (3) Test Codeに関して:テストコードをVSIで規定するのではなく、オプション規定としてはどうか、という案をWhineyに伝える。<--近藤
- (4) もし、RS−232で時刻を出すことにするならば、そのプロトコルはVSIで規定すべき。
また、タイミング関係が微妙な場合に、1PPS信号をトリガーとして時刻を読むべきとの
Whitneyの考えに対して、その実現方法を問い合わせる。<--近藤
- (5) DIBをタンデム接続ではなく、パラレル入力とするWhitneyの主張は全くOKである。
日本案はDIBが出力ポートを持てば、タンデム接続もできるという一例を示しただけである。
DIBに出力ポートを持つ件は、VSIのオプション規定に入れられないか、連絡する。<--近藤
- (6) 64MHzで20mケーブル長の場合の伝送実験は8月中に行う。<--中島
- (7) Whitneyに8月のURSI時に誰とVSIの打ち合わせを行うのか問い合わせる<--近藤
- (8) URSI打ち合わせ時の結果を入手する<--近藤
次回国内VSI打ち合わせを9月3日(金)午後3時から鹿島で行うことに決めた。
作成者:近藤哲朗
1999年7月30日作成