(川口)今後、高い周波数でのVLBI観測技術の開発に期待している。
(江尻)南極VLBIの本格化を目指し、協力を期待している。
(中堀)昭和56年以来国内VLBIで、通信総合研究所と協力している。今後、海面上 昇の測定へ発展させるため、スケジュールの工夫で局位置の鉛直成分の誤差を減らすよう 努カしている。
(川口)地球回転観測のデータ処理用相関器の計画はどうなっているか。
(高橋冨)現在、実験単位でK−4型とMarkIII型記録を切り換えている。国際網の地球 回転実験では外国の相関器に依存している。しかしK−4型簡易型相関器の開発を進めて いる。
(川口)20局用相関器が三鷹に設置される計画である。測地用データの処理も行えるよ うになっている。K−4とMarkIVとの関係はどうなるのか。
(高橋冨)MarkIVはまだ概念設計の段階である。国際的にも、まずはK−4システムの完 成が注目されている。
(沖原)将来のVLBIレコーダーはへリカルスキャン方式しか考えられない。コストは 将来下がる。
(真鍋)現在、鹿島のMarkIII型記録の品質が低下している。性能回復してほしい。K− 4の普及のため相関器開発に力をいれ、簡易相関器でMarkIII型も混在した処理ができる ようにしてほしい。
(村田)通信総合研究所はVLBIとSLR施設をともに有して、開発を行っている点に 特徴がある。SLRもしっかりやってほしい。技術の早い立ち上げのため外部の完成した SLR解析ソフトを導入してはどうか。
(真鍋)VLBI解析用計算機はどうするのか。
(高橋幸)HP、VAX、FACOM(大型)の3本立てである。
(仙石)SLRとのコロケーション実験に期待している。
(川口)水素メーザの商品化、または新型の高安定発振器等に期待。
(中山)技術の集積化等で寄与できると思う。
本会議の開催は年2回程度を目指しています。
また会議終了後、当所、1.5m光学望遠鏡とSLR施設の見学会を行いました。
(国分寺) | (鹿島〉 | (専門委員) | |
林 理三雄 | 内田国昭 | 真銅盛二 | 国立天文台水沢 |
杉浦 行 | 今江理人 | 川口則幸 | 国立天文台野辺山 |
高橋冨士信 | 近藤哲朗 | 中堀義郎 | 国土地理院 |
吉野泰造 | 高橋幸雄 | 仙石 新 | 海上保安庁水路部 |
国森裕生 | 木内 等 | 村田正秋 | 航空宇宙技術研究所 |
高羽 浩 | 江尻全機 | 国立極地研究所 | |
沖原大司郎 | SONY(株) | ||
中山 誠 | 日本竜気(株) |