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トップページ2016年6月30日 シンポジウムは盛況の中終了致しましたご参加いただき誠にありがとうございました。 シンポジウムのご案内情報通信研究機構は、国際VLBI事業(International VLBI Service for Geodesy and Astrometry)を構成する技術開発センター、解析センター、観測局、相関処理局、及びデータセンターの各コンポーネントとして指名を受け、VLBI観測技術に関連するさまざまな技術開発を推進することでIVSの活動に大きく寄与しています。国内においては、2001年から毎年IVS技術開発センターシンポジウムを主催し、研究成果を英文のTDCニュースとして発行することで、VLBIに関する技術開発の最新の研究成果を国内外に発信してきました。
天球と地上の基準座標系の精密測定を行っているVLBIの国際機関であるIVSは、2-14GHzの超広帯域の観測を可能にする次世代広帯域測地VLBIシステム(VGOS)を推進し、世界各国で新しいアンテナと観測システムの整備が進められています(米国、ドイツ、スペイン、日本、ロシア等)。茨城県石岡市には国土地理院の新しいVGOSアンテナが完成し、今年から国際観測が始まろうとしています。NICTにおいてもVGOSに準拠した広帯域VLBIシステム(Gala-V)の開発を進めており、独自開発したフィードとダイレクトサンプリング技術により、石岡局と鹿島34mアンテナの観測では世界初となる帯域幅8GHzのVLBI観測とそのバンド幅合成に成功し、1秒間の観測でサブピコ秒の高い遅延計測精度を実現しました。この広帯域観測技術はSKAに最も近い観測技術でもあり、今後両偏波の観測によってファラデー回転を広帯域で取得することが見込まれ、電波天文学への貢献も期待されます。 日時日時:平成28年6月30日(木) 午前10時〜午後5時(予定)場所:情報通信研究機構鹿島宇宙技術センター 研究本館大会議室(予定)講演発表申し込み締め切り:平成28年6月17日(金)
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