国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、情報通信分野を専門とする我が国唯一の公的研究構関です。
未来ICT研究所は、このNICTの一翼を担う基礎研究の拠点として、特に先端的・基礎的な研究テーマを実施しています。
新着情報
2025.6.17 ホームページを開設しました。
機構内外からゲストがいっぱい?!
バーチャル会場の案内やXR技術によるバーチャルと現実の融合された世界などわくわくする配信を行います。ぜひ、ご視聴ください。チャットでの質問もお待ちしています。
新設のイベント会場には、動物がいっぱい?!
バーチャル空間の未来ICT研究所をアバターで探検できます。約200件の研究紹介ポスターや動画ご覧いただけます。
ご自宅のPCからご参加ください。
カプセル集めゲームやクイズにも挑戦してください。
※当日こちらのサイトからご入場ください。
※開催日~2025年8月31日まで入場可能です。
※「バーチャル会場」へはPCでの参加を推奨します。
※推奨環境については、Q&Aをご確認ください。
※インターネット接続にかかる通信料等は参加者さまのご負担となります。
盛り沢山で時間が足りない?!
7月19日(土)は、未来ICT研究所(神戸)にご来場いただけます。今年は事前登録なしで開催です。施設を見学いただきながら、各研究室の研究内容にふれてください。 各展示を巡るクイズラリーは難問もあり、子どもから大人までお楽しみいただけます。また、研究員たちが趣向を凝らしたお子様向けのサイエンスワークショップも多数あります。 当機構の研究員たちが最新の研究内容を分かりやすく講演する研究講演会も開催します。
※定員600名。混雑時や定員になりましたら、入場をお断りする場合があります。
現地開催(神戸)会場:NICT未来ICT研究所(神戸)
兵庫県神戸市西区岩岡町岩岡588-2
無料駐車場:あり
[公共交通機関をご利用の場合]
JR西明石駅(在来線・新幹線)からタクシー(所要時間約20分)
JR大久保駅(在来線)からJR大久保駅北口駅前ロータリー3番バスのりば「大久保駅前」から
神姫バス「上岩岡・西神中央」方面行き(「秋田回り」以外で)「上新地」
下車後、徒歩10分。
講演内容 | |
---|---|
![]() 箕嶋 渉 博士 (理学) 未来ICT研究所 神戸フロンティア研究センター 2017年大学院博士課程後期課程を修了後、関西学院大学 博士研究員、産業技術総合研究所 特別研究員、大阪市立大学 特任助教を経て2022年より現職。培養神経細胞を使って、脳が機能する仕組みについて研究しています。 |
培養神経細胞が創る“小さな脳” 脳は、極めて少ない消費エネルギーで複雑な生命機能を維持しています。私たちは、脳の動作原理を情報通信技術として社会応用するため、培養神経細胞が自ら構成するネットワーク (小さな脳)を研究しています。本講演では、基盤となる神経細胞ネットワークの計測、機能制御、機能解析技術を中心に紹介します。 |
![]() | |
![]() 渡邊 一世 博士(工学) 未来ICT研究所 小金井フロンティア研究センター 大学院修了後、2004年にNICT 入所、化合物半導体トランジスタ・集積回路の高性能化、ミリ波・テラヘルツ波帯における高周波計測評価技術などの研究に従事。東京理科大学客員教授。 |
半導体トランジスタ × 超高周波 新たな電波利用により周波数が不足しないように、周波数が高く、いまだ十分に利活用が進んでいないミリ波・テラヘルツ波帯(周波数:30 GHz~3 THz)などを“新たな電波・周波数資源”として開拓する半導体トランジスタを開発しています。本講演では、超微細な半導体トランジスタの作製技術などを紹介します。 |
![]() 高電子移動度トランジスタ(HEMT)作製後のウェハ(左)。HEMT及び電極の断面の走査型電子顕微鏡像(右下)。 | |
![]() 六川 慶美 修士(理学) ネットワーク研究所ワイヤレスネットワーク研究センター 2024年3月国際基督教大学大学院修士課程修了。2024年4月より電気通信大学博士課程入学。同年より、情報通信研究機構に研究技術員として入所。 |
望遠鏡の意外な能力 望遠鏡は、一般的に遠くの星を見るのに使われますが、NICTではちょっと違う使い方をしています。私たちは望遠鏡とレーザー光線を使うことで地上と宇宙との間で通信をするための研究をしています。本講演では、望遠鏡をどのように通信に活用しているのかについてお話します。 |
![]() 未来ICT研究所に設置されている、40cm望遠鏡が格納された光通信用の地上局。 |
超伝導の不思議な世界
~極低温と超伝導が拓く情報通信の未来~
超伝導ICT研究室
物質の電気抵抗がゼロになる超伝導現象を利用すると、光や電波に対して究極の感度を持つセンサーや、超高速・超低消費電力な集積回路を実現でき、未来の情報通信技術に役立つことが期待されています。展示では超伝導現象が発現する極低温(-196℃)の世界の不思議を体感できる実験や、私たちが研究している超伝導デバイスについて紹介します。
いきもののしなやかな情報処理の担い手
~生体分子ナノマシン~
バイオICT研究室 生体物性プロジェクト
生き物の体の中では、タンパク質などの生体分子が互いに作用し合い生命活動を支えています。生体物性プロジェクトでは、生物の自律的で柔軟性の高い情報処理のメカニズムを解明し、将来の情報通信・処理技術に役立てるための基礎研究を行っています。本公開では生体分子デザイン、光学顕微鏡を使った測定など最新の技術を駆使した研究内容を紹介します。簡単な顕微鏡を作る工作体験もあります。
究極の情報処理マシーン「細胞」
バイオICT研究室 生物情報プロジェクト
生物の情報は遺伝子によって伝えられますが、その遺伝子の細胞内での振る舞いをパネル展示やビデオを使ってわかりやすく紹介します。また、生きている細胞(ヒト細胞、テトラヒメナ細胞)の様子を観察し、実際に遺伝子の本体であるDNAを簡単な実験で取り出し(ブロッコリーを使用)、実物を手で触れることができます。さらに生物が持つ情報処理を高精度に観察する新しい顕微鏡技術に関する研究も紹介します。
光を操るナノの世界
~未来の情報通信の実現に向けて~
ナノ機能集積ICT研究室
私たちの研究室では、全く新しい分子材料を作ったり、目に見えないナノスケールでの超微細な加工を行ったりする最先端の技術を使って、未来の光情報通信に必要なデバイスを開発しています。
その鍵となるのが、光の性質を自由に操る分子のユニークな力!身近なセロハンテープにもその不思議な力が隠れています。キラキラ輝く万華鏡作りを通して、分子の不思議な力を楽しく体験してみませんか。
さらに、小型で省エネな光通信デバイスの最新研究も紹介します!
光の最前線
~深紫外LED:最も波長の短いLEDが拓く世界~
深紫外光ICT研究室
省電力などの特徴から、光を生み出す技術の中で現在、最も重要な技術になりつつあるのがLED(半導体発光ダイオード)です。その中でも、現在、最先端の技術が、発光ダイオードとして最も波長の短い光を発する「深紫外LED」です。本展示では、光による殺菌や、ソーラーブラインド通信など、新しい応用が可能な深紫外LEDについて、その特徴や研究の最前線を分かり易く紹介します。
最新型気象レーダーMP-PAWRときゅむろん
電磁波研究所 電磁波伝搬研究センター リモートセンシング研究室
未来ICT研究所には、局地的大雨を引き起こす積乱雲の急発達と、それらの兆候を観測できるMP-PAWR (マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダー)が設置されています。一般公開では Webプラットフォーム「きゅむろん」とVRゴーグルを用いてMP-PAWRの観測データを体験できます。
神戸と本部が連携して稼働する日本標準時システム
電磁波研究所 電磁波標準研究センター 時空標準研究室
NICTは、原子時計が刻む正確な1秒を用いて、日本標準時を作り、日本中にお届けしています。未来ICT研究所には、災害等による大規模障害が本部(東京都)で発生した時に利用するバックアップ局(副局)が整備されています。この副局からは平時も本部の日本標準時と一致させた時刻を発生させて、インターネット等でお届けしています。展示ではこれらを紹介すると共に、日本標準時を高精度に保つために実際に利用されている次世代の時計「光時計」について、ポスターと動画で紹介します。
脳から始まる未来の情報通信
脳情報通信融合研究センター
コミュニケーションの担い手である「脳」に着目し、脳情報を用いて未来の情報通信技術を開拓する様々な研究を紹介します。現地開催会場においては、研究員が最新の研究をわかりやすく紹介します。また、脳型スーパーボールを作るコーナーもあります。
55年前の未来とアマチュア無線体験
NICT電波研クラブ
ICTの歴史を振り返り広く紹介する当クラブの活動の一環として、1970年日本万国博覧会 EXPO'70 の資料を展示します。また施設一般公開限定のアマチュア無線局8N3ICT(予定)による交信体験コーナーを設けます。さらに、NICT本部にある口径11mの電波望遠鏡を用いて成功した月面反射通信実験を紹介します。
AIを活用して誰もが分かり合える世界を目指す
ユニバーサルコミュニケーション研究所
ユニバーサルコミュニケーション研究所では、誰もが分かり合えるユニバーサルコミュニケーションの実現を目指して、多言語コミュニケーション技術、社会知コミュニケーション技術、スマートデータ利活用基盤技術等のAI技術の研究開発と社会実装に取り組んでいます。今回は、当研究所および、各技術の個別の研究内容について紹介します。
※推奨環境下のご利用でも、お使いのインターネット環境、OSとブラウザの組み合わせ、ブラウザの設定状況によっては表示、機能に不具合が起こる場合がございます。予めご了承くださいますようお願いいたします。
※インターネット接続にかかる通信料等は参加者さまのご負担となります。
バーチャル会場の推奨環境を教えてください。
[推奨環境パソコン(スマートフォン環境はサポート対象外)]
・CPU core-i5 程度
・メモリ 2GB以上
・GPU グラフィックボード搭載PC
・通信 下り10Mbps以上
[動作確認済ブラウザ]
Windows 10、11(日本語版) ※Internet Explorerはサポート対象外です
・Google Chrome最新版
・Microsoft Edge最新版
・Firefox 最新版
Macintosh OS X(日本語版) 以上
・Safari 最新版
・Google Chrome最新版
※推奨環境下のご利用でも、お使いのインターネット環境、OSとブラウザの組み合わせ、ブラウザの設定状況によっては表示、機能に不具合が起こる場合がございます。予めご了承くださいますようお願いいたします。
恐れ入りますが、特設会場などは設置しておりません。
バーチャル会場は、時間制限はありません。ごゆっくりお楽しみください。
できる限りご自宅のネットワークをご利用下さい。 (社内ネットワーク等プロキシをご利用の場合は不具体が発生する可能性が高いです)
無料駐車場をご用意しておりますが、数に限りがありますので、公共交通機関もお使いいただけると幸いです。
可能です。エレベータほかをご案内しますのでお気軽に職員にお声がけください。
恐れ入りますが、ご用意しておりません。
恐れ入りますが、ペットを連れてのご入場はご遠慮ください。(ただし、盲導犬・補助犬につきましてはこの限りではありません)なお、キャリーバッグ等に入れてのご同伴もご遠慮いただいておりますのでご了承ください。
講演内容の確認、記録等のため、ライブ配信のアーカイブを保管させていただきます、予めご了承ください。
インターネット回線の状況やサーバー負荷、その他視聴者の環境により、映像が途切れる(停止する)など正常に視聴できないことがあります。
YouTubeの画面に現れる企業広告は、本イベントとは一切関係がありませんのでご注意ください。また、広告によるいかなる理由での損害について本イベントは責任を負いません。
ライブ配信の動画を許可なく無断転載、コピー、再配布することはご遠慮ください。
動画視聴には大量のデータ通信が必要なため、通信料が高額になることがあります。スマートフォンやタブレットをご利用の場合は、Wi-Fi利用を推奨します。発生したデータ通信費用は参加者の負担となります。あらかじめご了承ください。