第036回KARCコロキウムのご案内

第036回KARCコロキウムは終了しました。ご参加ありがとうございました。


開催日時 5月18日(火) 15:00-16:30
開催場所 KARC 第1研究棟 2F 大会議室
講演 「時間分解構造解析法を用いた超高速光誘起相転移の研究」
講演者 腰原 伸也教授
東京工業大学理工学研究科物質科学専攻
講演概要 近年光による相転移制御(光誘起相転移)を目指した研究が数多く報告されるようになった。この光誘起相転移は、電子状態と格子構造が密接に関連した物質で数多く観測されおり、当然電子状態励起に伴う格子構造の動的変化を捉えることが、発現機構解明のためには必要不可欠である。本講演ではこの目的のために開発された、100ps時間分解X線構造解析装置とそれを用いた最近の実験の結果を紹介し、今後の物質科学研究における、超高速X線の役割について論ずる。また、これと関連して、フェムト秒での構造変化を伴っていると推定される室温動作可能な高感度超高速光誘起相転移を示す物質系の紹介も行う。
使用言語 日本語
参加費 無料
担当者 KARC レーザー新機能グループ テラヘルツサブグループ  齋藤 伸吾