第062回KARCコロキウムのご案内
第062回KARCコロキウムは終了しました。ご参加ありがとうございました。
開催日時 | 7月8日(金) 14:30~15:30 |
開催場所 | KARC 第2研究棟 3階 中会議室 |
講演 | 「CONAN -信頼性の高いナノ電子回路アーキテクチャ設計の探索的 フレームワーク-」 |
講演者 | ソリン コトファナ教授 (デルフト工科大学大学院 電子工学科, オランダ) |
講演概要 | この発表では、システム・回路設計者が信頼性の低いナノスケール部品から信頼性の 高いシステムを構成することを可能にする設計方法論について述べる。 このアプローチは抽象的概念の様々なレベルでの信頼性の支援を組み込 んだ「COnfigurable Nanostructures for reliAble Nano electronics (CONAN)」と呼ばれる一般的な(パラメーター付き)アーキテクチャ・テンプ レートに基づいている。 主要な信頼性の起点のいくつかは次のとおりである:1.雑音や揺らぎに対して 頑強性をもつように設計された、簡単な計算のできる基本セルに基づく、規則的 な分散構造、2.ハードウェアに基づいたフォールト・トレランス、3.ハイレ ベルと同様、基本セルレベルにおいても適用される時間と情報の冗長性、4.基 本的計算セルの動的再構成によって支援される自己診断、5.結合の経路再 選択。CONAN のテンプレートにおいて、より抽象的な層が技術から独立し、より 具体的な層は様々な製作の技術に再目標とされることができるように、技術から 独立したモデル、及び技術に依存したモデルは両方とも共存する。CONAN の設計 方法論は設計者が、未来のナノ素子の不可避な特徴である低信頼性及び予測不能 性を取扱うことを可能にする。 また、それによって、面積、遅延、および電力消費と信頼性の交換ができる。そ れ自体、CONAN は信頼性の高いシステムのための組織的設計方法論で ある。 |
使用言語 | 英語 |
参加費 | 無料 |
担当者 | 情報通信研究機構 関西先端研究センター ナノ機構グループ ペパー・フェルディナンド |