第81回KARCコロキウム開催報告
脳の情報処理の応用研究には、ヒトが与えられた情報をどのように理解しているかを客観的に評価するための基礎研究やそれを支える技術開発が必要である。本コロキウムでは、二次元の動きから生じる三次元の物体知覚に関わる高次視覚野の活動について、異なる脳機能計測技術(MEGとfMRI)を用いた可視化技術の講演をいただき、生理学的論拠・逆問題解法・可視化技術について意見を交換した。当研究グループでは多義的情報のいずれかが意識にのぼる脳内情報処理過程や“解り”の客観的評価にかかわる研究、また脳機能統合計測法の開発を行っているため、共通する問題意識をもって非常に活発な議論ができた。
参加人数17名(内部17名 外部0名)