第105回KARCコロキウム開催報告


[講演1]山下太郎研究員
[講演1]山下太郎研究員
[講演2]井上振一郎主任研究員
[講演2]井上振一郎主任研究員

平成22年度4月に採用された新鋭研究員2名(山下太郎研究員、井上振一郎主任研究員)により「超伝導/強磁性ナノ構造における新規な量子現象」と「有機ナノフォトニックデバイスの創製と非線形アクティブ制御」について、今まで行って来た研究成果と最新の研究動向、及び今後の研究方向を講演していただきました。超伝導と強磁性体のナノスケール構造における新奇な量子現象は、新しい量子デバイスの創出に期待されており、その微視的なメカニズムの解明や新しいデバイスの提案が紹介されました。有機ナノフォトニックデバイスは、極低消費エネルギー・超高速動作が可能であり、従来のデバイスの限界を打破する光電子デバイスとして研究され、有機非線形2次フォトニック結晶の創製、光と物質間の相互作用を人工的に制御することによって光非線形デバイスの性能を大幅に向上させることに成功した研究成果が紹介されました。また、超伝導と有機ナノフォトニックデバイスとの融合について、活発な議論がなされました。


参加人数22名 (内部 20名、外部 2名)