第117回KARCコロキウムのご案内

第117回KARCコロキウムは終了しました。ご参加ありがとうございました。


開催日時 2012年12月6日(木) 14:00-15:00
開催場所 未来ICT研究所(神戸) 第1研究棟2F 小会議室
講演 「伝導ナノワイヤを用いた赤外光子検出技術」
講演者 Heriot-Watt大学准教授 Dr.Robert Hadfield
講演概要 単一光子検出技術は、イメージング、測距技術、量子情報通信をはじめとする様々な先端研究分野において、キーテクノロジーとなっており、高性能な光子検出技術が強く求められている。超伝導ナノワイヤを用いた新しいタイプの近赤外光子検出器(以下SSPD)は、広帯域性、低暗計数、高速応答、高時間分解能といった優れた特徴を有しており、これらの光子検出技術を必要とする先端研究分野において注目されている。講演では、この検出器が量子情報通信やリモートセンシングをはじめとする応用研究分野に与えたインパクトについて紹介するとともに、将来の見通しについて紹介する。講演者は、米国アメリカ国立標準技術研究所(NIST)に在籍時、応用研究に適用可能なSSPDシステムを開発し、量子鍵配送試験や単一光子源の観測実験等に、世界に先駆けて適用してきた実績を有しており、講演者がまとめた赤外領域における光子検出技術のレビュー論文はNature Photonics誌に掲載されている。
使用言語 英語
参加費 無料
担当者 情報通信研究機構 未来ICT研究所
ナノICT研究室 主任研究員 三木茂人