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情報利活用基盤研究室

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数十億ページ相当のWebアーカイブを含む大規模な情報資産を管理する技術と,それらの情報資産を利用する情報サービスを適切に組み合わせて,ユーザの要求に応じて効率的に実行する情報利活用基盤の研究開発に取り組んでいます.クラウドコンピューティングの発展により,今日,インターネットを介して提供される情報サービスが増加し,多様化しています.我々は,これらの情報サービスから得られる大量の情報から価値のある情報資産を構築し情報サービスとして提供するプラットフォームを開発することで,様々な情報サービスをユーザの状況に合わせて組み合わせ,言語や知識の壁を越えたユニバーサルコミュニケーションを実現します.さらに,このような情報サービスの利用状況に応じてネットワーク資源を制御する技術も開発することで,大規模かつリアルタイム性が求められる実世界に適応させていきます.

情報サービス連携基盤技術

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大量かつ多様なテキストやセンシングデータから構築される大規模情報資産の管理技術を開発しています.また,大規模情報資産を利用する情報サービスの検索や管理を行い,適切なサービスを連携することで,ユーザの要求を満たす複数のサービスを発見し,それらのサービスを適切に組み合わせて効果的に実行させる情報利活用基盤を開発しています.例えば,様々な研究機関が持つ幅広い分野の科学データや,社会を反映した新聞記事データやWebコンテンツなど,大規模かつ多様なデータ間の相関関係を発見し,様々な出来事や現象に関連するデータを横断的に検索・統合するサービスや,それらに様々な分析をかけたり配信したりするサービスを実現します.また,これらの情報サービスを組み合わせて,実世界の出来事や災害など,刻々と変化する状況に迅速に対応するアプリケーションの構築を容易にします.

主な研究課題

  • 異種・異分野情報の横断的な検索と統合
  • 情報サービス利用時のコンテキスト情報の収集・分析
  • 利用状況に応じた情報サービスの発見と連携制御
  • End-to-Endの情報サービス利活用品質制御
  • 実空間環境と連動した情報サービス提供(Real-world awareness)
  • サービスプラットフォームの相互接続