脳情報通信融合研究センター 林グループでは、心理物理学や脳機能イメージング等の手法を用いて、ヒトの脳が知覚体験を生み出すメカニズムを研究をしています。また、磁気刺激や電流刺激を脳に与えて知覚体験がどのように変化するかを調べることで、脳と知覚の間の因果関係に迫ります。さらにこれらの研究から得られた知見を応用し、ヒトの主観的感覚を意のままに制御したり、これまでに経験したことのない新たな知覚体験を作り出す技術を開発することを目標としています。
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APPROACH
神経相関を明らかにする
心理物理実験や、脳機能計測を通して、知覚や認知に関わる神経基盤を明らかにします。最近では特に、「時間」や「数」の情報処理に関わる神経メカニズムに注目し、それらの情報の脳内表現や、知覚との関係について研究を進めてきました。今後はこれらの研究をさらに深化させるとともに、脳が情報を効率的に表現・処理するメカニズムや、脳における情報表現の様式がヒトの思考や言語にどのような制約を与えているのかについても、研究を進めていきたいと考えています。
因果関係を明らかにする
脳機能計測の弱点は、知覚や認知と脳活動の相関関係を明らかにできる一方で、それらの因果関係を明らかにできないことです。そこで私達は、体を傷つけることなく脳を刺激できる経頭蓋磁気刺激(TMS, tSMS)や経頭蓋電気刺激(tDCS, tACS)といった手法を用いることで神経活動を一時的に干渉・操作し、知覚や認知がどのように変化するかを明らかにすることで、因果関係を明らかにします。現在は主に、時間や数の知覚が、脳刺激によってどのように変化するかを調べています。
能力を拡張・創生する
心理物理実験や脳機能計測、脳刺激実験等によって得られた知見をベースに、ウェアラブルデバイスによる外界情報の収集や生体情報の計測、機械学習、および感覚刺激や脳刺激の手法を組み合わせ、ヒトの知覚や認知能力を向上させたり、自らの意思で制御したりすることができる技術を開発します。さらに将来的には、これまでヒトが持ち合わせていなかった新たな能力を獲得する手法を開発し、これを社会実装することを目指します。
PUBLICATIONS
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FACILITIES
研究センター共用設備
磁気共鳴画像装置(MRI)
Siemens MAGNETOM Prisma, PrismaFit, Vida (3テスラ)
Siemens
MAGNETOM Terra (7テスラ)
脳磁計(MEG)
Elekta Neuromag 360-channel MEG System
研究室専用設備
経頭蓋磁気刺激装置(TMS)
Magstim 2002, BiStim2
Deymed
DuoMAG MP-Quad
TMSナビゲーションシステム
Rogue Research Brainsight
TMSコボット
Axilum TMS-Cobot
経頭蓋静磁場刺激(tSMS)
Neurek MAG45r+, MAG50r+
この他にも、経頭蓋電気刺激装置(tDCS/tACS)、アクティブ脳波計(EEG)、眼球運動計測装置、心理物理実験室(防音室)などが利用可能です。
TEAM
研究員
林 正道
林グループPI
脳情報通信融合研究センター
主任研究員
大阪大学大学院生命機能研究科
招へい准教授
- 時空間知覚
- 主観性
- 効率的符号化
- 人間拡張
協力研究員
金地 旅生
脳情報通信融合研究センター 協力研究員
大阪大学大学院生命機能研究科
大学院生
日本学術振興会 特別研究員(DC2)
- 時間知覚
- 時間分解能
- 心理物理学
高橋 智輝
脳情報通信融合研究センター 協力研究員
大阪大学大学院生命機能研究科
大学院生
次世代挑戦的研究者育成プロジェクト生
- 数知覚
- 共感覚
- 多感覚統合
代 泽瑞(DAI Zerui)
脳情報通信融合研究センター 協力研究員
大阪大学大学院生命機能研究科
大学院生
- 時間知覚
- 言語
橋本 旻音
脳情報通信融合研究センター 協力研究員
大阪大学大学院生命機能研究科
大学院生
- 同時性の窓
- 時間知覚
- 視覚
杉本 尚哉
脳情報通信融合研究センター 協力研究員
大阪大学大学院生命機能研究科
大学院生
- 時間知覚
- 認知神経科学
- MRI
研究補助員
高嶌 浩司
派遣技術員
(株)メディアックス
開発支援グループ システムエンジニア
- スキー
- 車
沢井 敬子
短時間一般職
- うさぎ
- カメラ
共同研究者
Joonkoo Park
マサチューセッツ大学アマースト校
心理・脳科学部 准教授
Gianfranco Fortunato
国際高等研究院(SISSA)
認知神経科学 研究員
坂本 洋輔
大阪大学大学院
生命機能研究科 大学院生
Ankit Maurya
インド工科大学ルールキー校
人文社会学科 大学院生
Neil Roach
ノッティンガム大学
心理学部 教授
Tony Thomas
インド工科大学ルールキー校
人文社会学科 助教
木村 司
大阪大学大学院
人間科学研究科 助教
木戸 照明
ブラウン大学
認知心理学部 博士研究員
木村 一晧
デンマーク磁気共鳴研究センター
博士研究員
四本 裕子
東京大学大学院
総合文化研究科 教授
過去の所属メンバー
杉本 匡紀
大学院生
2021.4〜2026.3
磯崎 健
派遣技術員
2025.2〜2026.3
上田 奈津貴
協力研究員
2023.8~2026.3
小幡 椋平
派遣技術員
2023.7~2025.3
多久和 由加里
一般職
2023.9~2024.11
細谷 昂平
大学院生
2021.4~2024.3
藤原 夏葉
一般職
2019.9~2023.7
寺西 正樹
インターン生
2023.3
中西 希天
インターン生
2023.2~2023.3
市川 直人
派遣技術員
2022.11~2023.3
川崎 詩歩未
協力研究員
2022.6~2023.3
VACANCIES
研究員
日本学術振興会 特別研究員の受け入れが可能です。林までご相談ください。
大学院生
大阪大学大学院生命機能研究科の夏季日程の入試を受験し、当グループで研究を実施することを希望される方は、5月29日までに林までご相談ください。
実験参加者
CiNetでは、行動実験、脳機能イメージング、脳刺激実験等の実験参加者を随時募集しています。
CiNet実験参加者登録システムにてアカウントを作成の上、ご参加ください。
ACCESS
連絡先
情報通信研究機構 未来ICT研究所 脳情報通信融合研究センター
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘1-4
E-mail:m.hayashi[at]nict.go.jp
公共交通機関
モノレール
大阪モノレール彩都線「阪大病院前」下車 徒歩約5分
バス
阪急バス 千里中央発「阪大本部前行」または「茨木美穂ケ丘行」
近鉄バス
阪急茨木市駅発「阪大本部前行」(JR茨木駅経由)
いずれも、「阪大医学部前」下車
徒歩約1分


