EDRとEDR電子化辞書
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EDR電子化辞書は、コンピュータによる先進的な言語処理のために開発され、単語辞書などのいくつかの大規模な個別辞書から構成されます。これは、基盤技術研究促進センターとコンピュータメーカ8社(注)との共同出資のもとに、知的情報処理のソフトインフラ開発を目的とする、9年間のプロジェクト(1986年度〜1994年度)により得られた成果です。
本辞書は、単語辞書中で定義した概念の類義を記述する概念体系(シソーラス)、辞書記述の典拠としてのコーパスDB(例文集)を統合した日本語と英語の語彙知識総目録と呼ぶにふさわしい機械処理用の電子化辞書です。言語学的偏向を極力排除し、各種応用へのチューンアップの容易さを保持することを開発方針として採用しました。
これにより、EDR電子化辞書は次世代の自然言語処理、知識処理システムの研究と応用開発に広く利用され、新情報サービスを生む情報基盤を提供できると考えています。
注: 富士通、日本電気、日立製作所、シャープ、東芝、沖電気工業、三菱電機、松下電器産業