私たちの研究室では、動物の行動が起こる仕組みを、分子(遺伝子)・細胞(脳)・個体のレ ベルで解明していくことを目指しています。
山元班のメンバーが執筆したプロトコル解説が、Neuromethodsと題するSpringer Humana Pressのシリーズ本72巻のうちの一章として出版されました。この本のタイトルは"Genetically Encoded Functional Indicators"、編者はフランスCNRSのJean-René Martin博士で、主としてショウジョウバエの脳神経系を対象に、各種のイメージング手法を集約した内容となっています。山元班の古波津創、小金澤雅之、山元大輔は第6章 "in vivo optical recording of brain interneuron activities from a Drosophila male on a treadmill"を担当しています。ショウジョウバエを細いワイヤーにつなぎ、脚に発泡スチロールの球を持たせてその上を位置の移動なしに歩かせるというシステムを用い、行動中の個体から脳のニューロン活動をCa2+イメージングにより記録する画期的手法のプロトコルが紹介されています。
in vivo optical recording of brain interneuron activities from a Drosophila male on a treadmill.
p.103-112, In Genetically encoded functional
indicators, Ed.
Martin, J.-R.,169pp, Springer: New York.
ISSN 0893-2336 ISSN 1940-6045 (electronic)
ISBN 978-1-62703-013-7 ISBN
978-1-62703-014-4 (eBook)
DOI 10.1007/978-1-62703-014-4
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