私たちの研究室では、動物の行動が起こる仕組みを、分子(遺 伝子)・細胞(脳)・個体のレ ベルで解明していくことを目指しています。
キイロショウジョウバエの卵発達は母性因子に依存し、母性因子は卵細胞と同一の幹細胞に由来する15個の哺育細胞から送り込まれます。ここで細胞間の連絡路となるring canalは、アクチンを主体とする収縮環が閉じきらずに残った構造で、発生が進むにつれ成長します。山元研のM田(川口)典子と山元はこのたび、非受容体型チロシンキナーゼ、Btk29Aによるβカテニンのリン酸化(特にY150)が、ring canalの成長に必須であることを示しました。
PLoS ONE 10(3): e0121484. doi:10.1371/journal. pone.0121484
Designed by CSS.Design Sample