研究成果
2015.12.15

細胞死のタイミングを調節する仕組みの一端を解明

 完全変態昆虫のキイロショウジョウバエは、幼虫から蛹を経て成虫になる時点で、古い組織の多くが細胞死を遂げます。その引き金となる因子の一つはステロイドホルモンのエクダイソンですが、組織によって異なるタイミングで細胞死が誘導される機構についてはその多くが不明です。今回の論文は、染色体の高次構造に関わるZesteタンパク質が、エクダイソンの有効作用濃度域を調節して細胞死のタイミングを前後にシフトさせることを明らかにしたものです。

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図:成虫になってすぐに細胞死によって失われる羽化筋(各体節に“逆八の字”に走る筋肉)

出典

Goto, T., Sato, K., Sone, H., Koganezawa, M., Ito, H. and Yamamoto, D. (2015)

Zeste tunes the timing of ecdysone actions in triggering programmed tissue degeneration in Drosophila.

J. Neurogenet. 29, 169-173.







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