私たちの研究室では、動物の行動が起こる仕組みを、分子(遺 伝子)・細胞(脳)・個体のレ ベルで解明していくことを目指しています。
田中良弥(D1)と村上日向(B4)は、これまで遺伝学の力の及ばなかった非モデル種、Drosophila subobscuraにCRISPR/Cas9法を適用し、体が黄色くなったyellow(y)変異体と眼が白色に変わったwhite(w)変異体の作出に成功しました。さらに、y+マーカーを持ったpiggyBacベクターを用いて、y変異体の体色表現型の救済にも成功しました。このpiggyBacベクターにはphiC31 integraseによる遺伝子挿入を可能にするattP配列も含まれており、今後、この配列を利用して様々なDNAをD. subobscuraに導入する道が拓けました。
Insect Mol. Biol. doi: 10.1111/imb.12232. [Epub ahead of print]
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