研究成果
2016.12.27

ハエの社会経験と同性間求愛の関係について総説を発表

 キイロショウジョウバエの突然変異体、satoriの雄は、fruitless遺伝子の機能が失われた結果、雌に求愛しなくなり、かわって雌に求愛するようになったと考えられてきました。しかし、satori変異体雄が同性間求愛を示すには、雄同士で数日過ごした経験が必要であることから、遺伝子と環境の相互作用がその基盤にあることが最近判明しています。その機構について、本総説で仮説を提示しました。

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図:satori変異体雄が形成した求愛鎖

出典

Yamamoto, D. and Kohatsu, S. (2016)

What does the fruitless tell us about nature vs. nurture in the sexual life of Drosophila?

Fly, DOI: 10.1080/19336934.2016.1263778







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