私たちの研究室では、動物の行動が起こる仕組みを、分子(遺 伝子)・細胞(脳)・個体のレ ベルで解明していくことを目指しています。
山元研究室のZahid Chowdhuryらは、ショウジョウバエのニューロンに性差を作り出すFruitlessタンパク質と共に働く分子として、一般的な転写活性化因子のTRF2を同定しました。robo1と言うFruitlessの標的遺伝子に対して、TRF2は単独では(雌の状態)転写活性化作用を示し、雄特異的タンパク質であるFruitlessと一緒の場合(雄の状態)には転写抑制作用を示すことで、ニューロンに性差を作り出すことが明らかになりました。
Nat. Commun. 8, 1480. DOI: 10.1038/s41467-017-01623-z.
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