研究成果
2017.11.29

ヒトのリソソーム病とspinster相同遺伝子の関わりを解明しました

 山元研OBで脳神経疾患研究所の柳澤比呂子らは、山元らがショウジョウバエの性行動突然変異体によって同定したspinster遺伝子のヒト・オルソローグの一つ、Spinster-like 1 (SPNS1)の過剰発現が、C型Niemann-Pick病の患者の細胞にみられるオートファジーの異常を改善することを報告しました。これは、SPNS1がリソソームから細胞質へのロイシンのの放出を促進することに起因すると提案しています。


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図:SPNS1がリソソーム機能を改善する機構の仮説

出典

Yanagisawa, H., Ishii, T., Endo, K., Kawakami, E., Nagao, K., Miyashita, T., Akiyama, K., Watabe, K., Komatsu, M., Yamamoto, D. and Eto, Y. (2017)

L-leucine and SPNS1 coordinately ameliorate dysfunction of autophagy in mouse and human Niemann-Pick type C disease.

Sci. Rep. 7, 15944.







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