私たちの研究室では、動物の行動が起こる仕組みを、分子(遺 伝子)・細胞(脳)・個体のレ ベルで解明していくことを目指しています。
山元研究室からカロリンスカ研究所に海外学振研究員として赴任した川口(M田)典子とその共同研究者らは、 白血病治療薬のibrutinibをキイロショウジョウバエに食べさせると成虫の背板や翅に目で見てわかる異常が生ずることを見出した。 こうした異常はibrutinibのターゲットであるBTKというキナーゼの突然変異体表現型と類似しており、 実際、ハエのBTK (Btk29Aという)がibrutinibによって阻害されることを示した。創薬につながる発見である。
図 : ショウジョウバエを背景にibrutinibの構造を示す。
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