研究成果
2023.6.27

ハエを使って白血病治療薬を探索する方法を提案

  山元研究室からカロリンスカ研究所に海外学振研究員として赴任した川口(M田)典子とその共同研究者らは、 白血病治療薬のibrutinibをキイロショウジョウバエに食べさせると成虫の背板や翅に目で見てわかる異常が生ずることを見出した。 こうした異常はibrutinibのターゲットであるBTKというキナーゼの突然変異体表現型と類似しており、 実際、ハエのBTK (Btk29Aという)がibrutinibによって阻害されることを示した。創薬につながる発見である。

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図 : ショウジョウバエを背景にibrutinibの構造を示す。


出典

Hamada-Kawaguchi, N., Nore, B.F., Zain, R., Engstrom, Y., Smith, C.I.E., Yamamoto, D. (2023)


Exposure to therapeutic BTK inhibitors induces phenocopying of Btk29A mutants in the fruit fly Drosophila melanogaster

Front. Biosci. (Landmark Ed) 2023, 28(6), 124; https://doi.org/10.31083/j.fbl2806124




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