私たちの研究室では、動物の行動が起こる仕組みを、分子(遺 伝子)・細胞(脳)・個体のレ ベルで解明していくことを目指しています。
キイロショウジョウバエ成虫の雄は、雌にはない一対の大きな筋肉(略称:MOL)を腹部に持っています。ここに伸びる運動ニューロンが何らかの誘導物質を分泌した結果、MOLができると考えられます。中村悠里(東北大時代の当ラボ修士院生)、Tamas Lukacsovich(?2024年 NICT有期研究員)らは、雄決定遺伝子fruitless(fru)の上流配列を詳細に調べて、MOL誘導のために必須の塩基配列を決定し、cis-element for MOL induction (略称:CeMoi。仏語のC’set moi「セモア=「俺だよ」にかけた」と命名しました。
未知の誘導機構解明に向けた大きな一歩といえます。

図 : MOL誘導の成否を分けるゲノムの範囲を決める実験結果.
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