製造現場等の無線のトラブルを解決するSRF無線プラットフォーム
多種多様な無線システムが混在する環境下でも安定した通信を実現
NICTお知らせ
2024.6.17.
NICT、NEC、東北大学、トヨタ自動車東日本、東北の実工場におけるSRF無線プラットフォームVer. 2の実証実験を開始
NICT、NEC、東北大学、トヨタ自動車東日本、東北の実工場におけるSRF無線プラットフォームVer. 2の実証実験を開始
https://www.nict.go.jp/publicity/topics/2024/06/17-1.html
連絡窓口より
SRF無線プラットフォームの技術紹介や情報提供、ご相談などにご対応いたします。現在、効果を体験していただく各種イベントを開催中です。製造・物流等の産業用無線ネットワークに携わる機器ベンダ、システムインテグレータやユーザのみなさま、お気軽にお問合せください。
戦略的プログラムオフィス 地域連携・産学連携推進室
概要
NICTは、製造現場等のIoT化と生産効率向上の促進を目的としたFlexible Factory Project
(*1)の活動を通じて、ダイナミックな無線環境の変化、多様な無線環境、異種システムの混在などの要因によって生じる、製造現場の無線通信の不安定性の問題を明らかにし、この課題を解決するSRF(Smart
Resource Flow)無線プラットフォームを提案しました。SRF無線プラットフォームの実用化に向け、Flexible Factory Partner Alliance (*2)
(FFPA)が設立され、通信規格の策定および普及促進活動が進められています。
SRF無線プラットフォームでは、アプリケーションの要求品質と無線状態に応じて、複数の無線システムに割り当てる無線リソース(周波数・時間・空間)が、互いに干渉しないように、かつアプリケーションの要求品質を満足するように制御されます。この動的な協調制御により、複数の無線システムが安定的に共存でき、通信の不安定性に伴うトラブルを大幅に削減できます。また、無線システムのパラメータの自動調整や無線状態の可視化により、無線の非専門家でも運用・管理ができるようになります。
提供内容・活用
FFPAでは、技術仕様書、ホワイトペーパー、ポジションペーパーなどのSRF無線プラットフォームに関連する各種ドキュメントを公開しています。https://www.ffp-a.org/document/jp-index.html からダウンロードできますのでご活用ください。また、工場や物流倉庫等のICT化や情報利活用に関するトレンドや課題を共有するユーザグループ“VoC(Voice of Customer)コミュニティ”の活動を行っています。工場や物流倉庫等でICTをもっと活用したい、ICT活用の問題や事例を共有し解決のためのヒントを見つけたい方は、 https://www.ffp-a.org/voc/recruit.html にアクセスください。
製造現場等の無線のトラブルを解決するSRF無線プラットフォーム
多種多様な無線システムが混在する環境下でも安定した通信を実現
関連情報
NICTお知らせ:2023.03.29.SRF無線プラットフォームの通信規格に準拠する最初の製品群を認定
(*1) NICTのFlexible Factory Projectサイト
(*2) Flexible Factory Partner Allianceサイト
(*3) 総務省「製造現場におけるローカル5G等の導入ガイドライン 」の一部を引用しています。
NICTお知らせ:2023.03.29.SRF無線プラットフォームの通信規格に準拠する最初の製品群を認定(https://www.nict.go.jp/publicity/topics/2023/03/29-1.html)
(*1) NICTのFlexible Factory Projectサイト(https://www2.nict.go.jp/wslab/pj_ffpj.html)
(*2) Flexible Factory Partner Allianceサイト(https://www.ffp-a.org/jp-index.html)
(*3) 総務省「製造現場におけるローカル5G等の導入ガイドライン」(https://www.soumu.go.jp/main_content/000760634.pdf)の一部を引用しています。