SMILES(宇宙からのテラヘルツ大気観測)

「超伝導サブミリ波リム放射サウンダ」(SMILES: Superconducting Submillimeter-Wave Limb-Emission Sounder) は、 625 GHz と 650 GHz のテラヘルツ波を使って、成層圏などの大気中の、 オゾンを始めとする微量な分子の量を測定する装置です。 2009年9月に HTV (「こうのとり」1号機) に載せて打ち上げ、 国際宇宙ステーションの日本実験棟 (「きぼう」)に取りつけて観測を、 2010年4月まで行いました。

SMILES は、情報通信研究機構 (NICT) と宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が 共同して開発しました。 当研究室 (その前身の環境情報センシング・ネットワークグループ (2006-2010)、 SMILES グループ (2001-2005)、環境計測技術研究室 (1993-2000) を含む) では、 SMILES について、計画提案、設計の一部、一部のコンポーネントの開発、 試験の一部、データ処理系の開発と運用の一部を担いました。

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国際宇宙ステーション、きぼう、SMILES
▲国際宇宙ステーション、きぼう、SMILES
(国際宇宙ステーションときぼうの写真は NASA)
SMILES は地球の縁から発せられるテラヘルツ波を受信
▲SMILES は地球の縁から発せられるテラヘルツ波を受信します