見て・聞いて・学ぶ研究講演会を開催いたします。
午前の部:11:00~12:00
午後の部:14:00~15:00
NICT 未来ICT研究所 第ニ研究棟3階 TV会議室2
昨今、様々な材料からなる発光素子や新たな光源が開発され、情報通信に活用されています。中でも、1~10ナノメートル程度のサイズの材料を使ったナノ光源は、極微な物質に特有の「量子効果」を利用して機能化できるため、世界中で盛んに研究されています。本講演では、我々が近年研究している、半導体ナノ結晶と呼ばれる材料からなるナノ光源に現れる量子効果の特徴や、その特性を利用した機能化・応用について説明します。
生命の最小機能単位である細胞は、分子を媒体とした情報通信(分子通信)によって様々な情報を外界とやりとりしながら生きています。この仕組みを理解し、うまく制御できるようになれば、生物が持つ優れた情報通信システムを模倣した新たな情報通信技術の開発に繋がります。講演では、細胞が外界からの情報を受け取る第一歩として、細胞がどのようにして外来物質の侵入を検知し、それに対処しているかについてご紹介します。
多くの日本人は、英語の r と l の違いを聞き分けることが苦手です。例えば、right と light という音を聞いても、日本語では、r と l を区別しないため、どちらも「ライト」となってしまうからです。でも、実は、そんな日本人でも脳は違いに気づいているのです!講演では、脳波ゲームを利用することで、この違いに気づいている脳を鍛える方法について紹介します。