NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター
事業名 | インターネットを利用したDVD等の視聴覚障害者用字幕、手話、音声ガイドの提供 |
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事業者名 | NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター |
成果展示概要 | 「UDCast」のシステム概要と、データベースと同期して映像字幕を再生するソフト「おと見」について、パネル展示で紹介しました。また、映画作品の字幕や音声ガイドをスマートフォンやメガネ型端末で再生するデモを行い、来場者に体験いただきました。 |
成果発表概要 | 日本の映画館ではデジタル化が進み、字幕の入ったデジタルマスターがあれば、スクリーンにオンオフで字幕を表示することができます。しかし、テレビ放送に字幕が普及する一方、映画のバリアフリー化は進んでおらず、1年間に上映された字幕つき日本語作品はわずか10%、音声ガイド作品は5本程度で、字幕表示システムや、字幕や音声ガイドを表示するメガネが普及しつつあるアメリカなどとは対照的です。また、2016年には障害者差別解消法が施行され、芸術や娯楽へのアクセスについても配慮が求められるため、字幕制作の作業は膨大であり、DVDやテレビなど媒体が変わると新たに制作しなければならないという課題も含めて解決する必要があります。 「UDCast」は作品の音声に、人間の耳には聞こえない電子透かし(字幕等に関する時間情報が入っている)を組み込むことで、他メディアへもそのまま移植できる画期的なシステムです。映画本編の音声をマイクで拾って同期させ、字幕や音声ガイド、手話通訳等の情報を必要な人だけが、手もとの機器で映像に合わせて読み取ることができます。 また、PCに専用ソフト「おと見」をダウンロードすることで、約300のDVDに字幕が配信されるサービスも開始していますが、いかに映画・映像製作段階でUDCast対応していくかが、今後の映像バリアフリーの鍵になります。 |
参考資料 | 成果発表会資料 |
成果展示の様子 |
成果発表会の様子 |
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原本作成日: 2016年1月25日; 更新日: 2019年8月30日;