サイトマップ - ヘルプ - お問い合わせ
 
 
現在位置: トップページ > トピック記事 > 成果発表会 > 令和元年度 NICT情報バリアフリー助成事業 成果発表

聴覚障害者向けライブ字幕サービス

株式会社アイセック・ジャパン

詳細

成果展示・成果発表の詳細
事業名 聴覚障害者向けライブ字幕サービス
事業者名 株式会社アイセック・ジャパン
成果概要 昨年度の実績としては、いままでの人手による「e-ミミ」サービスに加え、音声認識と人手による入力のハイブリッドサービスとして「Ai-mimi」を提供しました。既存のお客様に加え、「e-ミミ」に関しては、千代田区議会、港区議会で使用が始まった。また「Ai-mimi」に関しては、ローカル放送局との実証実験として、福井放送とテレビ愛知のニュース番組を音声認識と人の入力で実施した。
成果発表概要 話した内容をリアルタイムで文字化するサービス「e-ミミ」は、電話を通じて「e―ミミセンター」と利用者を結び、文字通訳者が字幕を送信するサービスです。

e-ミミ

その特長は入力スピードと正確性で、7年前から佐賀県武雄市では市議会のインターネット生中継に活用されており、通常3カ月程度かかる議事録作成も速報版は当日に提供することができます。
そのほか、福井県議会や千代田区議会、今年度から港区議会が聴覚障がい者向けに、ライブ字幕配信を弊社サービスを使って実施しています。
また、全文表示が求められる講演会やセミナー、シンポジウムなどで使われており、参加した方からは、聴覚障がい者ばかりでなく、健聴者にとってもとてもためになる仕組みとして、高い評価をいただいております。
令和元年度では、テレビの放送、特に、字幕付与が遅れているローカル番組のライブ番組の字幕として、2ndセカンドスクリーンによる字幕提供をAIと人とのハイブリッド字幕である「Ai-mimi」の実証実験を実施いたしました。

2ndスクリーン Ai-mimi

障害週間である12月3日から7日までの間、福井放送のローカルライブ番組(ローカルニュース)および1月27日から31日および2月2日の間、テレビ愛知の夕方のニュースに、2ndスクリーンライブ字幕を提供しました。
  • 画面に即した字幕がリアルタイムに提供されとてもよかった。
  • 2行だけでなく8行の字幕が表示され、非常に分かり易く、見落としもなくてよかった。
  • 音声認識の字幕は、早くてタイムリーであった。

など、高い評価をいただきました。
一方、最初に表示される音声認識の字幕に関しては 「かなり間違いも多く感じた」 との否定的なコメントもいただいた。
今回のハイブリッド字幕では、音声を直接音声認識にかけるて表示されてから手修正を行うケースと音声をオペレーターがリスピークをして音声認識に欠けるケースの2通りを実験した。
アナウンサーの方の声については、直接音声認識にかけてもかなり高い精度の字幕が提供されることはわかったが、それ以外のケースでは、オペレーターのリスピークによる音声認識の方が精度も高く、オペレーターの修正もやりやすかった。
ハイブリッドでのライブ字幕作成にも一定の成果がみられ、今後のハイブリッド方式への移行を進めていくことになりそうである。
※事業成果の詳細は参考資料を参照ください。
参考資料 成果発表会資料

ページの先頭に戻る

成果発表へ 発表内容の一覧へ

 

以下は、このページの奥付です