私たちが提供するアプリは、すべての子どもたちが、楽しく学べることを目的としています。制作の過程では、まず自分の息子たちに使ってもらい、生の反応を見ながら開発しています。
図形の形と名前を覚える「YumYum かたちパズル」や、時計やお金について学ぶ「時計くみたてパズル」や「コインクロス」も、息子たちが、楽しく遊びながら学習できることを目指して開発したものです。学習効果はもちろんですが、子どもたちが飽きることなく継続的に活用してくれる事を大切に考えています。
長男に多動の傾向が出て、おとなしくすることが難しいという問題があった時は、「子ども静かにタイマー」という静かにする事をトレーニングするアプリを作りました。
また、アプリのデザインにもこだわりを持って作成しています。アプリのデザイン部分は私の弟に担当してもらっているのですが、たとえば、「YumYum かたちパズル」では、登場するクッキーやチョコレートなどのお菓子の質感や操作したときの手触り感を大切にしました。画面に映る仮想のモノを操作しているにも関わらず、現実世界の具体物に触れているような感覚ですね。「YumYum かたちパズル」の場合は、チョコやクッキーのピースをドラッグしてパズルの凹みにはめるときに、本物のパズルをしているようにポコッとはまる部分などに活かしています。
ゲームの難易度も工夫しています。難易度が急に高くなったりするこれまでの知育アプリに不満があったので、私たちのアプリでは、少しずつ難易度を上げるようにしています。あまり失敗させないように、でも、やさしくなりすぎないようにと、バランスをとり、子どもが無理なく楽しんで遊ぶことができます。また、拍手の音を入れるなど「褒める」ことで、子どもの達成感や満足感を養えるようにもなっています。
「YumYum かたちパズル」の画面イメージ
(左から、スタート画面、クッキーの形のパズル画面、チョコレートの形のパズル画面) |