遠隔手話通訳(モバイルサイン)は、iPadやiPhoneなどのデジタル機器を使用して、聴覚障がい者のコミュニケーションを遠隔サポートするサービスです。テレビ電話(FacetimeやSkype)を利用し、顔の見える環境で手話通訳を行います。
遠隔手話通訳サービスは、たとえば、店舗や企業の受付などで手話でのコミュニケーションを希望するお客さまが来店された際、施設スタッフはiPadをコールセンターにつなぎます。お客さまに画面に映るオペレーターに対して手話で話してもらうと、オペレーターがその場でスタッフへ手話内容を伝達してくれます。
スタッフがその質問に口頭で答えると、今度は、その回答をオペレーターが手話でお客さまにお伝えする――聴覚障がい者と健聴者の間に実際に立っているような感覚で、リアルタイムで手話通訳を提供します。そうすることで、筆談では伝えることができなかった細かなニュアンスを伝えることができ、コミュニケーションのスピードも格段に速くなります。通訳士を派遣する手間も省ける上、短い会話でも気軽にできるようになります。
シュアールのコールセンターの様子