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テレビ放送視聴困難者に最適な情報を届けたい。
九州字幕放送共同制作センターの取り組み

1 センター設立と字幕放送を取り巻く環境

当社は2004年に九州電力の特例子会社として設立されました。福岡にある民放5局からも共同出資をいただき、字幕制作の専門会社として、独自の役割を担ってきました。ちょうど2003年に三大都市圏で地デジ化が始まったところでしたが、全国的にはアナログ放送の時代で、字幕放送を視聴するためには専門のチューナーが必要だったこともあり、利用者の拡大には限界がありました。しかし、2011年に地上放送が完全デジタル化となったこと、地デジ対応テレビの普及によってリモコンボタン一つで字幕放送を利用することが可能となったことで、その認知と利用が一気に進み始めました。

また、総務省が字幕付与の数値目標を設定したことで、2014年度実績では普及目標の対象となる放送番組(※)における字幕番組の割合は、NHK(総合):86.9%、NHK(教育):71.5%、在京キー5局平均:98%、全国の系列ローカル局平均:74%と増加。さらに、2017年度までに7時〜24時に放送される対象番組すべてへの字幕付与を普及目標として示していて、今後さらに普及スピードは上がると予想されています。

※普及目標の対象となる放送番組とは、7時から24時までの間に放送される番組のうち、次に掲げる放送番組を除くすべての放送番組をいう。
・技術的に字幕を付すことができない放送番組(例 現在のところ、複数人が同時に会話を行う生放送番組)
・外国語の番組
・大部分が器楽演奏の音楽番組
・権利処理上の理由等により字幕を付すことができない放送番組

会社は福岡タワーやヤフオクドームのある百道浜にある
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