開発過程でどのようなことを学び、また、やりがいを感じましたか?
板橋さん:採算を考えずに、純粋に視覚障害者の方の役に立つものを作るという経験は、学生のいまだからこそできることだと思いました。また、コンテストのときに審査員の方がびっしりと講評や感想を書いてくださったのが嬉しかったです。
鈴木惣一郎さん:点字の読み取りに関する開発を担当しましたが、読み取り精度が上がったりしたときは、自分のスキルが向上していると如実に感じることができました。その結果、自分が携わったプロジェクトがコンテストで評価されたことがなによりも嬉しかったですし、そのときの喜びは忘れられません。
門脇斎斗さん:他のメンバーが書いてくれたプログラミングのコードをまとめる係をしていましたが、実際に「:::doc」が動いたときに一番やりがいを感じました。
藤巻晴葵さん:たとえばチラシなど不規則に文章が配置されていたり、表が挿入されていたりするプリントを点字翻訳する場合、プログラミングで認識の仕方を工夫する必要がありました。コンテストでは、審査員の皆さんからこの精度を評価されたときに、達成感がありました。
鴨下陽一さん:ヒアリングの大切さを感じました。当事者の方から改善点を伺いながら開発を進めることができたので、完成度を高めることができたと思います。その結果、審査員の方からもですが、一般のお客さんの方々からも完成度が高いという評価をいただけたのは嬉しかったです。
実際にコンテストで使用したパネルで説明してくれたリーダーの板橋さん