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声で筆談する「ポケトークmimi」が高齢者や聴覚障害者とのコミュニケーションを変える

4 「ポケトークmimi」の利用で家族間の会話が増えた

「ポケトークmimi」を利用された方の反響はいかがでしょうか。

川竹:難聴のお母様とのコミュニケーションのためにご利用されている方から、「耳が遠くなってから会話しにくくなり、あまり会話をしなくなってきたけれども、ポケトークmimiによって会話量が増えて、母も明るくなった」という反響をいただきました。また、最近は高齢者施設での導入が増えているのですが、先日100歳以上の方がご利用されているところを取材させていただきました。普段、耳元に口を近づけて大きな声で話し掛けないといけなかったところ、「ポケトークmimi」の画面を介して円滑にコミュニケーションを取っていらっしゃいました。介護士の方も毎日大きな声を出すのは大変ですし、昨今は新型コロナウイルスの感染防止の観点からも不安があると思います。そうした観点からも、重宝しているというお声を頂戴しています。

また、「トイレに行きますか」といったデリケートなことを大きな声で聞く際に、聞く方も聞かれる方も恥ずかしく、ちょっと周りに気を遣ってしまいます。「ポケトークmimi」なら小さい声でも文字変換してくれるので嬉しいとおっしゃっていただくこともあります。

コミュニケーションは人間が豊かな生活を送るために欠かせないものです。「ポケトークmimi」を活用していただくことで、聴覚に困難を抱える多くの方のコミュニケーションを後押していきたいと思っています。

 

取材協力:
ソースネクスト株式会社
取材日:
2020年10月

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