第１回　電気光学ポリマー応用技術研究会

研究会は終了しました。ご参加ありがとうございました。

開催報告

　 10月27日に未来ICT研究所フロンティア創造総合研究室ナノ機能集積プロジェクトが中心となり、小金井本所において、電気光学ポリマー応用技術研究会を開催しました。
　本研究会は、光通信の高速化と低消費電力化に向けた超高速光変調器や、電界センサー、高効率のTHz発生・検出器、さらには光インターコネクトや光フェーズドアレイ、波長選択スイッチなどへの応用も注目され、急速に期待が高まっている電気光学ポリマー研究において、先駆的に応用デバイス研究に取り組んでいる研究者が一堂に会する機会として開催しました。課題とソリューションを共有することで、実用化研究に向けた展開の加速を図るものとして企画されました。
　研究会には産学官それぞれの分野からご参加いただき、電気光学ポリマー材料、プロセス研究、応用デバイス研究についての講演（8件）と活発なディスカッションが行われ、今後の電気光学ポリマー研究の広がりを充分に期待させるものでした。

開催趣旨

　 大きな電気光学効果を示す電気光学ポリマーは、光通信の高速化と低消費電力化に向けた超高速光変調器や、電界センサー、高効率のTHz発生・検出器などへの応用が期待されている。また、高屈折率のシリコン導波路とのハイブリッドにより小型・集積化も可能であり、光インターコネクトや光フェーズドアレイ、波長選択スイッチなどへの応用も注目されている。
　これまで、同様のデバイスには液晶や、ニオブ酸リチウムなどの無機強誘電体、InPやSiなどの半導体が用いられてきたが、いずれも速度や消費電力の点で限界が見えており、電気光学ポリマーへの期待は近年ますます高まっている。また、耐熱性の問題からこれまでは実用化が難しいと見られてきたが、最近では実用化に向けた課題は克服されてきており、様々な応用デバイス研究が立ち上がってきている。
　このような状況を鑑み、先駆的に応用デバイス研究に取り組んでいる研究者が一同に会する機会として本研究会を開催し、課題とソリューションを共有することで、実用化研究へ向けた展開の加速を図る。

講演者

8名

講演内容

• EOポリマー材料、プロセス研究
  

  新規EO材料、特性評価技術、電気光学定数、耐熱性、耐光性、デバイスプロセス

• 応用デバイス研究
  

  光変調器、光センサ-、光インターコネクト、光フェーズドアレイ、空間位相変調器、
  THz発生・検出器

プログラム

[ 13：00 開場、 13：30 開演 ]