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2020年度VLBI懇談会シンポジウム 「VLBIの未来」


日程:2020年11月16日―17日 


 2020年度VLBI懇談会シンポジウムの日程および開催方法についてお知らせします。
なお、COVID19による状況を鑑み、開催方法については オンライン開催とします。


開催趣旨

VERAや大学望遠鏡、および野辺山45mの国内ネットワーク、そして韓国や 中国を中心とし2018年度に共同利用が始まった東アジアVLBI観測網も成果も 出始めてきており、東アジアのコミュニティも成熟しつつあります。また、昨年 大きな成果を発表したEHT計画においても東アジアの研究者の多大な貢献は記憶に 新しいところですし、タイや韓国では新しい望遠鏡の建設が進むなど、東アジア のVLBIコミュニティは今なお発展し続けています。今後はヨーロッパ、米国、 オーストラリア、アフリカなども含めたグローバルVLBI構想、間も無く建設が 始まるSKA1やngVLA、ngEHTなどを含む将来の大型計画との連携について検討を 進める段階に進んでいます。 一方、およそ20年にわたり日本のVLBIの中核を担ってきたVERA計画はプロジェクト の終了を見据えて成果を取りまとめる時期に入るなど、日本のVLBIコミュニティに とっては一つの節目を迎えています。いまなお、VLBIはその圧倒的な角度分解能に よって測地地球物理や天文学といった観測的研究において独自性を発揮し、また科学的 研究と技術開発研究との間でも大きなシナジーを生み出し続けています。今後も我々が 魅力ある研究を展開していくためにも長期的展望までを見据えて取り組んでいく計画に 関する議論が欠かせません。 そこで2020年度のVLBI懇談会シンポジウムでは、昨年の議論を受けて発足したVLBI 将来計画ワーキンググループでの検討内容や、様々な観点での将来像について集中的に 議論を行う予定です。これによって、コミュニティ全体でVLBIの未来について検討し、 その内容を共有することを目的にします。議論の題材に関する提案も歓迎します。 COVID19の影響によりリモートによる開催とはなってしまいますが、例年通り学生を 対象とした、ベストポスター賞、ベスト口頭発表賞を設け、学生の活発な発表を 奨励します。


開催方法:Zoomによるリモート開催

開催期日: 2020年11月16日(月) 9:30 -- 11月17日(火) 18:00(予定)
   学生V懇:11月18日(水) 10:00 -- 17:00(zoomによるリモート開催、別 途アナウスがあります)

講演形式:口頭講演およびポスター講演
  • 注1)ポスター講演はSlackを利用します。事前に各自アカウントの 発行(無料)をお願いすることになります.
    (招待URL:は「アクセス」のページに掲載 しています。)。
  • 注2)ポスター講演を申し込まれる方は発表ファイルを11月6日まで に提出していただきます。ポスター発表申し込みの方に提出方法をご連絡します。

発表申込期限: 10月30日(金) 17時(参加のみ場合:11月9日(月) 17時)

参加・発表申込:以下のフォームよりお申し込みください。       https://forms.gle/s6mK2GYg4TLSLQk2A
※複数講演申し込まれる場合は講演の数だけ申し込みをしてください。


懇親会について:オンラインでの開催を検討しています。詳細は決まり次第 お知らせします。

 

招待講演:東北工大の北 元(きた はじめ)氏ほか数名の方々に招待講演を依頼しております。


※本シンポジウムは、国立天文台研究集会として採択されており、研究集会経費の助成を受けています。
SOC:新沼浩太郎(山口大学, chair)、寺家孝明(国立天文台)、三澤浩昭(東北大学) LOC:関戸衛(情報通信研究機構, chair)、小林秀行(国立天文台)、小森明代(国立天文台)、武士俣健(国立天文台) 学生V懇SOC:中村桃太朗(山口大学)

問い合わせ:シンポジウム世話人(VconSym2020@ml.nict.go.jp) までお知らせください。(アドレスは@を半角の @にしてください。)