研究講演会|7/25(土)

開催概要

午前の部・午後の部ともに同じ内容の講演を実施します。ご都合の良い時間帯にご参加ください。

講演1

光と電波がともに歩む、情報通信の未来

ナノテクノロジーで通信の限界に挑もう

岩松秀弥
岩松 秀弥 修士(工学)
ナノ機能集積ICT研究室
2021年大阪大学大学院修了後、ドイツ留学を経て、 2026年よりNICTに所属。
インターネットの裏側を支える「光変調器」の技術を解き明かします。 新しい分子材料を作り、ナノスケールの極小デバイスに加工することで、 私たちは光を自在に操ります。最先端の研究で通信の限界を突破する 仕事の面白さと技術の未来を、一緒に探求してみましょう。
光変調器の説明図
情報信号を光に載せる光変調器のイメージ図(左)。 加工した光変調器の写真(右)。
講演2

小さな脳から未来の情報技術へ

ハエの社会性を支える微弱な電気信号

佐藤 耕世
佐藤 耕世 博士(生命科学)
ニューロICT研究室
行動神経生物学プロジェクト
2007年東北大学大学院修了後、同大学助教を経て、 2018年よりNICTに所属。2022年より兵庫県立大学大学院理学研究科の 客員准教授を兼任し、学生の教育・研究指導にも携わっている。
ショウジョウバエは体長3mmほどの小さな昆虫ですが、 周囲のハエとの関わりによって行動が変化します。 本講演では、神経細胞で生じる微弱な電流を計測することで見えてきた、 社会的なつながりを支える脳のしくみと、その知見が未来の情報技術へ つながる可能性について紹介します。
ショウジョウバエの社会性と神経活動に関する説明図
図に含めたためキャプションなし。
講演3

脳のシンクロで見る心の距離

野球ファンの脳波から探る集団心理

真田 原行 博士(学術)
脳機能解析研究室
2014年に東京大学大学院を満期退学後、 関西学院大学研究員を経て、2024年よりNICTに所属。 脳波計測を基盤に、人間の心理・認知過程、 特に集団心理に関する脳機能の解明に取り組んでいる。
同じ野球試合でも、応援するチームによって見え方は変わり、 その違いはファン間の脳のシンクロの強さとして現れます。 本講演では、野球ファンの脳波計測を通じて、 仲間意識や集団での観戦が人の認知や感情に及ぼす影響について紹介します。 こうした研究は、現代の情報通信環境における問題の理解へとつながります。
野球ファン間における脳活動同期の説明図
実験場面のイメージ図(左)。 野球ファン間における脳活動同期の結果(右)。