サイトマップ - ヘルプ - お問い合わせ
 
 
現在位置: トップページ > 用語解説 > 情報バリアフリー全般を理解するための用語

情報バリアフリー全般を理解するための用語

情報バリアフリーを理解するために役立つ用語を解説します。

[ 目次 ]

  1. 情報バリアフリー
  2. ウェブアクセシビリティ
  3. ユニバーサルデザイン
  4. ユーザビリティ
  5. 情報格差(デジタル・ディバイド)
  6. ユビキタス
  7. 人間中心設計
  8. 共用品
  9. 高齢社会
  10. ノーマライゼーション
  11. リハビリテーション
  12. ユーザー評価
  13. メタデータ
  14. CMS(コンテンツマネジメントシステム)
  15. ユビキタスID技術
  16. 情報弱者
  17. ソーシャル・インクルージョン
  18. ソーシャルエクスクルージョン(社会的排除)
  19. カラーバリアフリー
  20. アカウンタビリティ
  21. QOL
  22. インクルーシブデザイン
  23. リードユーザ

1. 情報バリアフリー

情報バリアフリーとは、障害者でも支障なく情報通信を利用できるようにすることをいう。

2. ウェブアクセシビリティ

ウェブアクセシビリティとは、障害者や高齢者など心身の機能に制約のある人でも、ウェブで提供されている情報やサービスを問題なく利用できることをいう。

3. ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインとは、年齢、障害、性別、言語、国籍などにかかわらず利用できる施設・製品・情報の設計(デザイン)をいう。「バリアフリー」は「障壁を取り除く」という意味であるのに対し、ユニバーサルデザインは「初めから障壁がないように設計する」という考え方である。

4. ユーザビリティ

ユーザビリティとは、機器やサービスなどの使いやすさを表す度合いをいう。ユーザビリティに関する国際規格であるISO 9241-11によると、「特定の利用状況において、特定の利用者によって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、ユーザの満足度の度合い。」と定義している。

5. 情報格差(デジタル・ディバイド)

情報格差とは、パソコンやインターネットなどの情報技術(IT)を使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じるさまざまな格差のことである。主に、パソコンやインターネット環境が整備されている国とそうでない国との間の情報格差、パソコンやインターネット環境を持っている人とそうでない人の間の情報格差、障害者と健常者の間の情報格差、テレビやラジオなどの難視聴地域における情報格差などがある。

6. ユビキタス

ユビキタスとは、その存在を利用者に意識させず、いつでも、どこでも、だれでもが恩恵を受けることができる環境や技術のことである。ユビキタスの対象は大変広いため「ユビキタスコンピューティング」「ユビキタス社会」などのように、後ろに語句を連ねる形で使われる。

7. 人間中心設計

人間中心設計とは、機械やシステムなどの開発において、それを使う人間の立場や視点に立って設計を行うことをいう。

8. 共用品

共用品とは、身体的な特性や障害にかかわらず、より多くの人々が共に利用しやすい製品・施設・サービスをいう。

共用品推進機構
http://www.kyoyohin.org/index.php

共用品ネット
http://kyoyohin-net.com/

9. 高齢社会

国連の1956年の報告書により、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合が7%を超えた社会を「高齢化社会」、14%を超えると「高齢社会」と定義された。日本は平成20年に65歳以上人口が22%を超え、「本格的な高齢社会」や「超高齢社会」と言われている。

内閣府「高齢社会白書」

10. ノーマライゼーション

ノーマライゼーションとは、年齢や身体的条件などに関わらず、全ての人が共に社会の中で普通の生活を送れることが当たり前であるという考え方をいう。

11. リハビリテーション

リハビリテーションとは、医学的な機能回復訓練を行うだけでなく、その人らしく社会生活を送れるように、環境を整えたり社会に働きかけることをいう。

12. ユーザー評価

ユーザー評価とは、想定利用者に実際にウェブサイトや製品を使ってもらい、その時の行動や発言から使いやすさの問題を発見する評価方法である。専門家による評価や点検ソフトでは発見できなかった問題点を把握することが期待できる。

13. メタデータ

データの作成日時や作成者、データ形式、タイトル、注釈などデータ自体ではなく、データに付随するデータのことを指す。

14. CMS(コンテンツマネジメントシステム)

Webで表示されるテキストや画像等のウェブコンテンツに加え、Web上の引用等を可能とするリンク(ハイパーリンク)や、画面配置情報のようなメタデータを含むデジタルコンテンツを統合的・体系的に管理し、またWebページの作成や編集を可能とするソフトウェアとの連携によりWebサイトの構築や運用を可能とするシステム。

15. ユビキタスID技術

ユビキタスID技術とは、「場所」や「もの」に世界唯一の固有識別子“ucode”をつけ、コンピュータが自動識別することにより、現実世界とバーチャル空間を結びつける最先端のテクノロジー

参考:
http://www.uid4u.com/info/uid.html

16. 情報弱者

「情報弱者」とは情報や通信、またはそれらの技術を活用した情報提供サービス等の取得や発信が困難な人を指す。

17. ソーシャル・インクルージョン

社会的排除の反対の概念であり、社会的包摂と訳される。対象者が他の人と差別なく地域社会と密着した中で尊厳ある生活ができるように援助すること。

参考:
https://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/glossary/Social_Inclusion.html

18.ソーシャルエクスクルージョン(社会的排除)

ソーシャルインクルージョンの反対の概念であり、社会的排除と訳される。出身や特徴などのように社会的に何らかの原因で排除され孤立している状態を言う。

19.カラーバリアフリー

カラーユニバーサルデザインとも呼ばれ、色覚異常の人にも情報が伝わるように、色使いが配慮されたデザインのこと。
例えば赤と緑はよく使われている色だが、色覚に異常を持つ人にはその組み合わせだと色の区別が困難になる。配色に気を使うことですべての人に伝わりやすくするのがカラーバリアフリーと言える。

20.アカウンタビリティ

日本語で「説明責任」を意味します。広義では、個人や組織が自らの決定事項・状況に対して詳細な説明を行うことを意味します。

21.QOL

日本語で「生活の質」「生命の質」などを意味します。生きがいや人生への満足度の意味を含みます。

22.インクルーシブデザイン

従来デザイン工程にて配慮されてこなかった人々をデザインの上流から巻き込む手法のことです。高齢者や障がい者に限らず、より多くの人々へ包括的に訴求できるデザインを実現します。

23.リードユーザ

広義では先進的なユーザのことを意味します。インクルーシブデザインのワークショップでは、参加するユーザのことを指します。

ページの先頭に戻る

 

以下は、このページの奥付です。