検査技師と聴覚障がい者との間で円滑なX線検査を行なうため、検査技師側のタブレット端末から、X線撮影室側の被検者は小型の情報端末(ウェラブル端末等)に検査内容の説明や動作指示を文字情報及び手話アニメーションで表示させます。
これにより、音声による指示を受けることが困難な聴覚障がい者は、検査技師からの指示を理解することが容易になり、安心して検査をうけることができます。
検査技師専用のタブレット端末のタッチパネルディスプレイに、指示内容ボタンを配置し、検査技師が選択したボタンに応じた検査内容の説明や動作指示を文字情報及びアニメーションをX線撮影室側の被検者の情報端末のディスプレイに表示します。
X線検査中、被験者が体位変換を行っても指示内容を視認出来るように、小型の情報端末(ウェラブル端末等)を採用します。
被検者は、検査の開始から検査の終了まで、検査技師の指示を小型の情報端末(ウェラブル端末等)の表示画面で文字情報とアニメーションを確認することが出来る為、表示される指示に合わせて息を止めたり、体の向きを変える事ができます。
本システムで被検者は、安心してX線検査を受ける事ができます。
本システムは、Web技術でクラウド上にコンテンツ、プログラム及びデータベースを構築して、利用契約した医療機関毎に利用環境を管理する事で、セキュリティと保守性を担保してシステムを提供することが可能です。
また、インターネットを接続した環境で、デバイス(タブレット、小型の情報端末)に初期設定を行う事で、インターネット接続が無い環境でも利用できるよう設計、開発を行います。
既存のデバイスでも駆動するクラウドシステムを提供する事により、導入しやすさから多くの医療機関でシステム利用の普及促進が図れると考えております。
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原本作成日: 2017年6月1日; 更新日: 2022年3月3日;