エル・エス・アイ ジャパン株式会社
事業名 | デジタル放送に対応したリアルタイム字幕を適切なタイミングで表示できる字幕制作装置と受信装置の開発 |
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事業者名 | エル・エス・アイ ジャパン株式会社 |
成果展示概要 | 字幕放送の遅延を解消するシステムの概念をパネル展示するとともに、字幕表示タイミングを補正した受信機を展示しました。補正前の遅延のある映像と補正後の映像を実機で並べて比較することで、事業の必要性と利便性をアピールしました。 |
成果発表概要 | エル・エス・アイ ジャパン株式会社は、1985年のアナログ字幕開始当初から約30年にわたり、字幕放送にかかわるあらゆる設備を扱っています。平成23年度からは、テレビの生放送番組で発生する字幕の遅延を解消する装置の開発に取り組んでいます。生放送番組では字幕データ入力者が放送を見ながら字幕を入力するため、10秒前後の遅れが出ます。そのため内容がわかりづらかったり臨場感が失われてしまったりして、聴覚しょうがい者のストレスになっていました。それを補正するため、映像・音声と字幕データを分割し、映像と音声を一定秒数遅らせて表示し、字幕と一致させる放送局側設備と受信機を開発しました。受信機の字幕は遅延表示されていても緊急速報はリアルタイムで表示されるので、災害時も安心です。遅らせる秒数は、個別に秒単位で設定できます。映像への干渉を避けるため、字幕を画面外に表示する機能も付与しました。また、ユーザー自身が番組ごとに設定していた秒数を放送局側で自動的に挿入することが出来る装置として「字幕インサータ」を開発し、業界標準となるARIBE規格がとれ次第実用化できる段階にまでこぎつけています。 |
参考資料 | 成果発表会資料 |
簡易リアルタイム字幕放送設備と受信機の機能ブロック図 |
成果展示の様子 | 成果発表会の様子 |
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原本作成日: 2015年1月15日; 更新日: 2019年8月8日;