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夢をあきらめずプロ野球の道へ
〜横浜ベイスターズ・石井裕也さん〜(4/4)

4. 今後の目標を教えてください

現在の練習内容ですが、監督やコーチからは、ピッチング練習についてのアドバイスを受けています。今一度基本に立ち返って、基礎をしっかりと身につける、ということをテーマに練習を重ねています。あとは身体を作るトレーニングですね。ピッチャーにとっては、下半身を鍛えるためにも、身体のキレをよくするためにも、走りこみがとても大切です。下半身ができていなくて、筋肉が落ちていると、身体のキレも悪くなるし、スピードも思うように出なくなってしまう。今年のシーズンに向けての身体作りのため、走りこみを重点的に行っているところです。

今年の横浜ベイスターズは、監督が代わって尾花監督になり、いい補強選手も多くとったので、昨年とは違う、そして間違いなく強いチームになる、と僕は確信しています。

個人の目標としては、まずは一軍で、開幕からシーズンを通していい成績を残す、というのが一番ですね。チームとしては、もちろん優勝をしたいという気持ちはあるけれど、できればクライマックスシリーズに行きたい。そして上位チームでいられるよう、自分もチームに貢献できれば、と思っています。

最後に、障害者の1人として、もしも自分が皆さんに伝えられることがあるならば、「夢をあきらめないで」ということなのかな、と思います。自分でやりたいことを見つけたのなら、どうやったらより楽しくなるかを考える。気持ちで負けずに、最後まで夢に向かって突き進んでください。

僕も時々、TVで障害者スポーツを観戦することがありますが、見ているだけですごく励みになります。彼らが頑張っている姿に、勇気をもらっている自分がいる。だからこそ、逆に自分ももっともっと頑張って、野球を続けていかなければならないと思っています。

グラウンドで守備の練習をする石井選手の写真
※写真4 開幕に向けてチームメイトと練習を行う

取材日:
2010年1月21日
取材協力:
横浜ベイスターズ 石井裕也さん
取材者:
独立行政法人 情報通信研究機構 情報通信振興部門 バリアフリーサイト

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