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交通機関のバリアフリー情報を提供する「らくらくおでかけネット」(3/6)

3. らくらくおでかけネット情報提供の基準は?

情報提供する基準は、鉄道駅については原則として全国すべての駅を対象としたいと考えていますが、現在のところは5183駅としております。特に乗換等の移動が必要な265駅の駅案内図を作成しています。実際に外出される場合は、エレベーターとトイレ、そして出口の位置を把握できることが大切と考え、移動できるルートを赤の実線で表しています。

制作するにあたっては、必要だと思われる情報を精査し、抽出しました。例えば、トイレ情報。車いす対応のトイレ、オストメイト(人工肛門や人工膀胱を使用している人)対応のトイレがあるか、乳幼児用の設備(ベビーベッド)があるかなどについて○×(まるばつ)で表示しています。

駅・ターミナルの情報検索画面のキャプチャ
※資料3 駅・ターミナルの情報検索画面

駅案内図の画面(東京駅)のキャプチャ
※資料4 駅案内図の画面(東京駅)

画面をスクロールしていただくと、駅出入り口からホームまでの移動、各ホーム間の移動、他社線への乗り継ぎ、乗り入れしている全ての交通事業者の情報もぞれぞれ見ることができます。その他、駅周辺案内図や交通事業者が独自で作成した駅案内図へリンクさせていただいています。

バスターミナルは、バスターミナル法に基づくバスターミナルを原則とし、空港ターミナルと旅客船ターミナルは全国すべてのターミナルを対象としています。旅客船ターミナル情報は、一般の呼称と管理上の呼称が違うことがあったり、鉄道駅と離れていることが多く、まだ課題が残っています。

バリアフリー設備が進み、情報内容が変わった時、リアルタイムで修正できるようにしています。また、こちらでは、半年に1回事業者の方に確認しています。

らくらくおでかけネットは、乗り換えルートや時間の検索だけでなく、初めて利用する駅・ターミナルなどの情報を出かける前にチェックできるということで多くの方にご利用いただいています。アクセス数は1日平均4千件ほどです。面白いことに、週末よりも水、木曜日ごろのアクセスが多い傾向があります。週末には日常の移動ルートではない場所に行くために、事前にチェックされているのだと思います。

最近はベビーカーで外出される子育て中の方々にもご利用いただいているようで、リンクの依頼が増えています。

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