ICT救助隊では、毎年1回、ICTコミュニケーションを広く知ってもらうために、ITパラリンピックを開催しています。これは競い合いではなく、さまざまな工夫をしてパソコンやICT機器を使いこなしている人に、その工夫を披露してもらい、教え合い、知識や技術を共有していく場です。
当事者のデモンストレーションもあります。会場で視線入力(画面に表示されている文字を見ることによりその文字が入力できるシステム)や、「伝の心」、「オペレートナビ」などを使ったパソコン入力を披露します。実際の患者さんが、適合したものを使いこなしているところを見られるので、参考になると好評です。デモの様子はUSTREAMで配信されます。
またメーカーの支援で最新の視線入力や脳インターフェースなど、最新の機器を展示します。実際にさわってみることができます。各種相談にも応じます。
ITパラリンピック2013は、2013年3月24日(日)に開催します。新しい入力装置として期待されるロボットスーツHALの技術を応用したスイッチを取り上げる予定です。開発者である筑波大学大学院教授山海嘉之(さんかいよしゆき)氏を迎えて今後の展開をお話いただくほか、ALS患者によるデモンストレーションを行う予定です。
ITパラリンピック2013 概要
日時 2013年3月24日(日) 午前11時開場予定
会場 一橋講堂
主催 NPO法人ICT救助隊
協力 一橋大学
協賛 NEC CSR・環境推進本部