2013年9月より、手話CG評価ホームページを立ち上げました。現在、ご覧いただいた方に作成した手話CGの品質や、わかりやすさなどのご意見をお願いしています。いただいたご意見は、今後の研究開発に反映させていきたいと考えています。また、手話CGの現状がどんなものなのかをみなさんに知っていただき、手話を学習する方の参考にもしていただけるなど研究成果の社会還元という側面もあります。
サイトは、「今月のピックアップ手話」「調べてみよう」「コラム」といった構成になっており、それぞれのコーナーから手話単語のCGを検索してご覧いただき、CGの評価を「よくわかる」「まあまあわかる」「あまりわからない」「わからない」の4 段階で入力していただくようお願いしています。
「今月のピックアップ手話」では、その時期話題になった出来事からひとつの単語を取り上げ、それを手話CGで見ることができます。
「調べてみよう」の項目では、どのように手話で表現するのかを知りたいと思う単語を入力すると、その手話CGを見ることができます。
「コラム」では、月に1、2回、その月に関係するコラムが掲載され、その文章の中からいくつかの単語が「今月の単語」としてピックアップされています。コラムとして普通に読んでいただいてもおもしろいですし、そこから手話CGを見て、ご意見をいただけたらとも思います。
現在は、NHK放送技術研究所や手話ニュースのホームページ、手話サークルなどでご紹介しています。そうすることで、たくさんのご意見を聞くことができ、今後の研究開発につながるものと確信しています。
わたしたち手話CG開発者にとって、手話は外国語と同じですから、間違いやわかりにくさなど、指摘されて気づくことが多いというのが実際のところです。今後とも、障害者団体のイベントに出展をするなどして、広くご意見を聞くことも重要な点だと思っています。
お寄せいただいたご意見を参考に、誤解の起きない翻訳ができる手話CG技術を目指したいと思っています。
NHK手話CG評価ホームページ。ご覧いただいた方からの声を受け付けるホームページトップ画面。
http://www.nhk.or.jp/signlanguage/
NHK手話CG評価ホームページ。単語ひとつずつについて、「わかりやすさ」や「意見」を記入できる。