これまで開発した手話CGについて、障害者の方々からのご意見として、気象情報に関してはおおむね大意は通じる、という声をいただいています。しかし一方で、課題もあります。
例えば、顔の表情です。手話では、手の動きだけではなく顔の表情も重要ですが、手話CGでは、その表現がまだ十分ではありません。
また、手の動きも、本物の手話キャスターと比較するとスムーズではありません。一般に手話の表現には、手の動きの速さに変化をつけて強調などを表現していますが、手話CGではそれに比べ、一本調子の速さになっています。
これらの課題解決に向け、引き続き、研究開発を着実に進めるとともに、緊急時の気象情報の第一報に手話CGによる自動通訳が使えるように、基礎技術をしっかりと確立させていこうと考えています。
NHK放送技術研究所 手話CG技術の動画説明
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