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音声認識システムの最先端技術を開拓する アドバンスト・メディア(4/4)

4 今後の開発テーマや方向性

AmiVoiceの技術にはまだまだ改善の余地が残っており、これからも技術は進歩すると考えています。日本人が使う言葉の変化を常にキャッチアップする必要がありますし、より変換精度を高めるために多くの音声データからより多くの音素モデルを収集していく必要があります。例えば、クラウド型サーバーを使うことでサンプル収集方法を簡便にできないか、ビックデータを活用することで技術を各段に向上させることはできないか、など検討しています。また、聴覚障害者の方々の発話を正確に認識するのは大変困難なことなのですが、それを可能にできれば手話ができなくても聴覚障害者同士のコミュニケーションもより円滑になるはずです。

北区議会の事例は富士通.が提供する総合システムの中に当社のAmiVoiceを組み込む形で実現したのですが、今後も様々な開発企業とのコラボレーションを行い、当社技術を世の中に広げていきたいと考えています。各企業が持つ得意分野、例えば画像認識やナビゲーション技術、その他既存のサービスなどにAmiVoiceを組み合わせることによって、その汎用性は無限だと思います。このような活動を通して当社は、誰もが快適に生活できるバリアフリーな世界の実現に貢献していきたいですね。

約130名の社員のうち約80名が開発スタッフという技術開発型企業
  約130名の社員のうち約80名が開発スタッフという技術開発型企業

 

取材協力:
株式会社アドバンスト・メディア
取材日:
2015年10月

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