警察庁統計によると、平成28年に届出を受理した認知症、またはその疑いによる行方不明者は1万5432人。その数は年々増加傾向にあり、日本が早急に対策するべき社会課題のひとつとされています。 そこで、認知症高齢者の行方不明発生時に、早期発見や安全確保を目指して開発されたのが、GPSによる見守り捜索クラウドサービス「LiveAir」。
これまで、GPSを活用した捜索システムは販売されていますが、通信コストがかさむこと、見守り対象者が持つ通信機の高消費電力が課題でした。「LiveAir」はそうした課題を解消するべく、低消費電力で長距離通信を実現する次世代通信技術として注目される「LPWA(Low Power Wide Area)」を活用したサービスです。高齢者の見守りと捜索に、「LiveAir」がどのような役割を果たしているのでしょうか。「LiveAir」の開発を手掛けた、株式会社LiveRidge代表取締役の澤和寛昌(たくわ ひろまさ)さんに話を聞きました。
株式会社LiveRidge 代表取締役 澤和寛昌さん