動画を活用した手話通訳対応サービスの存在については、市の広報でお知らせしています。普段から聴覚障害者協会とのつながりもあるので、地道ではありますが当事者の方に、このサービスを伝えてもらうようお願いすることもあります。その甲斐があってか、試験運用を開始してから、すぐに利用がありました。問い合わせの内容として、「福祉サービスについての相談」や「障害者が適用になるETC割引の手続きに必要なもの」など、さまざまでした。ただ、対応できる手話通訳者が私だけなので、相談内容は行政の業務に関する問い合わせなどに絞り、対人通訳が適しているとみなされる相談については来庁をお願いしています。私が回答できる質問についてはその場でお答えしますが、そうではない場合は、端末を持って市役所の担当部署まで行き、担当者からの回答を手話で通訳しています。また、私が不在の場合には、他の職員が代わりに着信を受けて、「善田は不在にしています」と書いた文字ボードをかざすなどして意思疎通を試みています。
手話通訳者が不在の場合に備えて、このようなメッセージシートを準備している