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会話も音楽も楽しめる「超骨導」聴覚補助用イヤホンで、聴力不安をなくしたい

3 イベントを開き、視覚補助デジタル機器などの周知を図る

同社は今までに取得してきた数多くの特許は、高い技術力の証
同社は今までに取得してきた数多くの特許は、高い技術力の証

同社の技術開発に大きく貢献してきた中谷さん
同社の技術開発に大きく貢献してきた中谷さん

earsopen®が達成した技術について、詳しく教えてください。

中谷:earsopen®の特長は大きく2つあります。一つは音の高低の範囲が広いこと。広い再生周波数を実現し、会話だけでなく、音の高低差が大きい音楽も楽しめるイヤホンになりました。
もう一つは小型化です。既存の骨伝導デバイスは内部構造の大きさから、こめかみから振動を伝えるヘッドセットの形がほとんどです。一方、私たちの発明した内部構造は非常に小さいため、デバイスのサイズも小さくできます。これを活かし、こめかみだけでなく耳たぶや耳の裏など、全部で4つのリスニングポイントに対応する製品を開発しました。

earsopen®のラインアップは、リスニングポイント毎に全4タイプ
earsopen®のラインアップは、リスニングポイント毎に全4タイプ

先ほど試したのは耳たぶに付けるタイプでしたが、そのほかに3タイプが?

磯部:耳たぶに付けるのは「CLIPタイプ」。そのほかに、耳の裏から振動を伝える「HOOKタイプ」。耳の中心で聴く「INタイプ」。2019年4月発売予定の、こめかみで聴く「HEADSETタイプ」という、全4タイプのラインアップです。

振動を得るポイントに、4つの選択肢があるのですね。

磯部:リスニングポイントを複数出すのは、一人でも多くの方に音が聴こえる体験を届けたいからです。聴こえ方には個人差があります。聴力不安が重度の場合、耳に乗せるINタイプの評判が良い。また、小耳症をわずらい耳にイヤホンを掛けるのが難しい方は、こめかみに付けるHEADSETタイプが適しています。

謝:現在(2019年2月)開発中の、完全ワイヤレスかつ左右分離型を実現したイヤホンは、今年中に聴覚補助用と音楽用を発売する予定です。そちらにもご期待ください!

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